2004年10月27日

ネコ泣かせ。

親に感謝したいことをひとつ挙げるなら、
魚をおいしく、そして美しく食べることを教えてくれたこと。

魚というのは言わずもがな、可食部に到達するまでに、皮があり骨がある。
この厄介な部分を取り除いて、ようやく口に入れても、まだ油断はならない。
とり忘れた小骨や鱗が、口の中を右往左往する不快感といったらこの上ない。
でも、我が家の夕食は肉より魚、切り身よりも一匹丸ごとが多かった。

うちの母・ゴムヨ(仮)さんは、兎角、魚をきれいに食べるのが得意だ。
焼き秋刀魚なぞ出そうものなら、尾頭に背骨のみしか残らない。
骨まで食べれるくらいに焼いた鯵の開きなら、本当に何もなくなっている。
その群を抜いた見事さに、ついた称号は『ネコ泣かせ』。

幼い兄とあたしは、その称号が欲しくてたまらず、
食べ終わったあとの残渣と皿を見せ合っては、日夜戦っていたような気がする。
結局のところ、ネコ泣かせの称号をもらえたのはあたしだけだよお兄ちゃん。
兄と父は、未だに魚の皮(特に鮭とか)が食べられないもんねー。
ま、もらえたからってどうだという話だけど。

実際は、親が教えたというより、訓練する機会を与えただけなんだろう。
でも、それって実は簡単なようでいて、いちばんの教えだと思う。
魚は骨があるから食べさせないとか、他所の家庭を否定するつもりはないけど、
あの達成感を知らないでオトナになる人が可哀想だなぁと。

そんなことを考えてる、今日のあたしの夕飯は皿からはみ出す焼き秋刀魚。
一人暮らしになると、なかなか魚が食べられないのが難点だ。
posted by る・れくま at 21:29| ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
魚がキレイに食べられる人って育ちがよさそうっていうか、
しっかりしたおうちの子なんだなーって感心しちゃいます。

うちも親がよく魚を出してくれたのですが、
そんなにキレイに食べられないなぁー。
Posted by jk at 2004年10月28日 21:42
jkさま

いやいやいや。
残さずきれいに食べられるっていうのは、
はっきり言っちゃあネコレベルということなので、
育ちが良いのか悪いのか謎です。。。

でも、きれいに食べると、魚もシアワセのような気がします。
いちばんの供養になるって言われたし。
Posted by る・れくま at 2004年10月29日 21:47
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免許皆伝
Excerpt: 彼女にコツを教わり、 今日、ようやく ここまでキレイに サンマを食べれるようになった。 彼女いわく、 "猫泣かせ"という技だそうな。 ここまで食べきったら、 食われたサンマも 満足してくれるだ..
Weblog: spearmint cafe
Tracked: 2006-01-15 21:06
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