2010年07月01日

悄々とする腕

後期の妊婦健診何回目か、
この日はちょうど採血があった。
たまにお手伝いに行く採血室に、
今日は採血をお願いする側で立ち寄る白衣姿。

顔馴染みの検査技師さんが通してくれたと思ったら、
実際刺すのはあまり知らない方の人で、
「ここ(正中)にあるけど、思ったより悄々ねぇ」と、
駆血してからもしばらく老眼鏡をかけ直したり、
ああでもないこうでもないと探している。
いや、自分的にはばっちりあると思うのだが、
プレッシャーになるといけないので有り体な相槌を打つ。
幾ら採血が出来る身分だとしても、
自分の採血は誰かに頼まねばならぬこのもどかしさ。

採血自体は滞りなく終わったものの、
悄々と称された我が血管のことを思うと、
少しもやっとしながら、いやそうかな確かに、
でもね前よりずっと見やすくなったんだよなどと、
おかしな自己弁護が脳内を駆け回る。
そしてここまで“悄々”を連発しておきながら、
読みが“しおしお”(※注)だと先程まで知らなかった自分。
それ故に使ってみた、取り留めのない連想の産物。



※しおしお【悄々】
〔副〕落胆して元気のないさま。しょんぼり。
posted by る・れくま at 23:39| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

震えるアイコン

件のiPhone4に乗り換えてから数日後。
ようやく操作の何たるかが分かりかけたくらいに、
幾つか便利な機能というやつを旦那が伝授してくれる。
メイン画面にあるアイコンの位置を、
場所を移動したり、フォルダ別に並べたり、
まぁ好きなように編成できる基本的な機能で。

やり方は簡単。
画面を長押しすると、間もなくアイコンがぶるぶるし始め、
後はつまんで何処へなりとも移動出来るようになる。
まぁ好きな編成といっても、まだ大したアプリ数もないので、
やり方はだけ覚えておいたというくらいの話。

…と、そんな話を聞いていたのか、いないのか、
隙を狙ってiPhone4に伸びる小さな手。
やけに静かにしてるなぁと、気づいた時既に遅し。
メイン画面は見るも無惨に散らかされ、
いちばん使う電話やメールのアイコンも何処かへ仕舞われ、
もう始めはどうだったのかすら分からない。

犯人は言うまでもない、息子さん。
やっぱりな、教えなくたってあたしよりデキる。
そして、もういたずらしてもいい旧携帯には見向きもしない。
触るなと言われたものから触る。ああ、そんなもんだねぇ。
posted by る・れくま at 22:49| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月08日

感情+1

悲しいこと、つらいこと。
嬉しいこと、楽しいこと。
苛々すること、がっかりすること。

いいことも、そうでないことも。
今はふたりぶんのカラダで、
ふたりぶんの気持ちを背負ってる。
どうにも止められない感情のブースター。

しょうがないよ、って、
今はもう少し、長い目で見て。
posted by る・れくま at 23:55| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

ザリガニの食べるもの

うぃさんの保育園には、ザリガニがいる。
それも隣のクラスで、始終見ている訳でもないが、
戯れに“ザリガニって何食べるの?”と聞いてみる。
無論、珍回答を期待しての問いかけだ。

うぃさん曰く、

「あかちゃんじゃりがにはねぇ、たいやきたべるの〜」
「おとなじゃりがには、にんじんたべるよ?」

……。だそうです。

ちなみにうぃさんは、にんじんは食べるけれど、
すっぱいからと生のトマトが食えない。
分かりやすく好き嫌いをする、まだまだ子わっぱです。
posted by る・れくま at 23:39| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | うぃさん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月15日

カラが破れるとき

自分はいつまでもヒヨコだと、思っているのは自分だけで。
もう本当ならば中堅のお姉さん方と同じ、
色々な判断を自分がしなければならない頃にある。
それは良く良く分かっていたことで、
たまたま妊婦になって産休間近だからとか、
自分より少し上の層がいたからで逃れてきたこと。

ヒヨコはヒヨコなりに徐々に心構えを変えつつ、
卵のカラを破るそのときは,ある日突然やって来る。
一時のリーダー不在、一分一秒を争う切迫した状態において、
自分がその中でのリーダーシップを取らざるを得ず、
なおかつそれには人の命がかかっているということ。

急変、しかしある程度は予測された範囲のこと。
心臓が動いていれば、後は気道さえ確保して、
適当な補助換気をすれば人はいきなり死にはしない。
慌てない、慌てない。先ずは応援、救急カート、
挿管準備しながら先生に報告して、
誰が何やるの人の振り分けを声に出して。
これでいいんだよね,これで。
あとは?どうする?がアタマのなかをグルグル駆け巡る。
ああ、早くリーダーが戻って来ないだろうかと念じながら。

幾度となくシミュレーションはした急変対応、
しかしいざやってみてから振り返ると、まぁなんて慌てよう。
いやでもね、ヒヨコなりに頑張った。大まかな流れはこれでいい。
これで全てが一人立ちとは到底いかなくても、
カラが破れた隙間から射し込む光を確かに見た気がする。
posted by る・れくま at 23:07| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月17日

一匙のトクベツ

三十路にもあと数年となったヲトメには、
歳を重ねることは段々と祝えるようなものでもなくなる。
しかし、そこはイベントはイベントとして楽しまねば、の思想で。

準備は抜かりなく前日の夜から。
兄に誕生日プレゼントで買ってもらったホームベーカリーで、
焼きたてパンが朝食に食べられるようにセット。
これが大成功で、7時間前の自分を褒めてやりたいくらい。
ケーキは、去年のように自前で作ろうとしたが寸前でやめた。
冷蔵庫に人様に頂いたホールのバウムクーヘンが鎮座していたのと、
やっぱり誰かに作るか買ってもらいたい気分になったからで。
気分だけはとバウムクーヘンに蝋燭を並べて、
ハッピーバースデーの歌を息子さんに歌ってもらったのでまぁいいや。

盛り上がっているのが全部自分だけならちと悲しいが、
旦那さんは旦那さんでちゃんと誕生日プレゼントをくれて、
家族や友人からはお祝いのメールが届く。
なんでもないこと、なのかもしれないけれど、
なんてシアワセなことでしょうと、純粋に喜んで。

今日は自分で自分をお祝いする日。
ちょっとだけ、いつもに加えて楽しみを増やす。
満ち足りる、欠く所のない。
穏やかで、まあるい様をココロに描く。
いつか、そういう自分になれるように。
posted by る・れくま at 23:46| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

かまっての二乗

怒られると解っていながら、
やめなさいと言われることを敢えてするうぃさん。
その時の顔は、構われることを期待する眼差し。
ニヤニヤ、ワクワク、さぁさぁ来るかな。
これを声だけで注意しても全く制止効果はなく、
寧ろもっと悪ふざけがエスカレートするのがオチ。

真面目に叱っていても相手がふざけていれば、
まぁいい気分はしないし、ハハも大人気なくむかっとくる。
我が家では口頭での注意3カウントでも止めないと、
動物と一緒だという見做しでぺしっと叩かれても仕方ないルール。
ハハ自身親には叩かれたことはないのだが、
あまりにも目に余るときはガツンと怒ることにしている。
特に、人に嫌な思いや迷惑を掛けることはスルーできない。

うぃさんは、普段基本的には素直だ。
怒られると、「ごめんなしゃい」をちゃんとする。
しかし、たまに全てに「〜しない!」と頑固にアンチになる。
そういう時は、特に構われたくて仕方ないのだろう。
怒りに任せて丁々発止とやり合うと忘れそうになるが、
はたと我に返り、黙ってただうぃさんの目を見つめると、
勢いのあったへの字口が、段々としおらしくなるのが分かるのだ。
posted by る・れくま at 22:46| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | うぃさん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

人をつくるもの

習慣や嗜好、基本的な性格や宗教性なんかは、
幼少時から少しずつ積み重ねられるものだから何ともし難い。
それがもっと表面的な、例えば対人関係能力や、
集団における身の振り方は後々になって獲得する部分も多い。

自分一人では世界が成り立たないことを知ってから、
どうにかせにゃと色々工夫したり、それに悩んだりする。
悩んだ挙句、自分を強く出すことで倒れない芯の強さを持ったり、
逆に自分を消して、さながらカメレオンの擬態のように、
その場の空気に同調することで乗り切る術を身に付けたり。
大概の人は、そのどちらも使ってそこに自分をつくりだす。

相手が凸と出れば凹むような、
自分の表面にあるぷにぷにした部分は、
面の皮の厚さ、というか、外界に対するクッション材。
基本が頑固だったり、信念が堅い人は尚更に、
ぷにぷにを充実させておくと、世渡りが楽になる。
そこに自分はあるのか?と言えばどうなんだろうと思うが、
他人が関与して変形するような表層部分に、
いちばんの芯を見せることもなくて済むとも言える。
posted by る・れくま at 23:03| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月28日

リタイアの名目

妊娠9ヶ月目を過ぎてもうしばらく、
産休入りも指折り数えてあと数日というところ。
ここ数日でハラハリの頻度が加速してしまい、
頓服を使って誤魔化しつつも、次には恥骨から響く鈍痛に。
なんか、流石にこのままスルーはできないと野生のカンが働き、
仕事中だけれど急遽産科受診することに。
白衣姿のまま上司に車椅子を押されて進む院内、
痛みや不安はともかく、申し訳なさと恥ずかし過ぎて涙目。

予約外なので、いつもの担当ではない先生が言う。
状態はいきなり子宮口が開いてどうこうではないけれど、
ハリの頻度も多くなって、だいぶ無理してたんでしょうとまず一言。
今までの健診でも注意して毎回内診して頸管長を測り続けていたが、
数日前に診察した時よりまた少しずつ短縮が進んでいるらしい。
敢え無く切迫早産、自宅安静の烙印を押される。

横についてくれた上司はいいよいいよ十分がんばったよとなぐさめ、
医師はもうそういう時期に来たんですよとフォローする。
そうか、そういうものかと納得したい一方で、
あと数日なのになんだよー、というやるせ無さが拭えない。
確かに早く休みになったらいいのになぁと思ってはいたが、
それはもういくつねると的なニュアンスで、
不慮の事態で早まって欲しかった訳ではなくてだ。

まぁどっちにしても、休みじゃん。
仕事的には、そうだよ、そうなんだけどね。
posted by る・れくま at 17:44| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月30日

いいもも(の)!



某マクドナルドのセットメニュー、
お子様用といえば、ハッピーセットというあれ。
フードの内容はともかく、付属のおもちゃが値段の割に秀逸らしい。
今日から始まったものはプラレールとプリキュアと、
夏休みのお子様に大人気間違いなしのキャンペーンときた。

うぃさんが熱視線を送るのは、言わずもがなプラレール。
てっきりドクターイエローを欲しがるのかと思ったら、
ちゃんと「しろいの、えぬななひゃっけい、がいーの!」とご指定が。
もしかしたらおとーさんがお昼に買うかも?などとはぐらかし、
本人はいつもの通り保育園へ行ってもらう。
その裏では事前にクーポン印刷して準備、
チチハハが連れ立って食べに行きゲットするという計画。
残念なのは、内容はランダムで選択できなかったこと。
念願のN700系ゲットには至らず。

いつもむら食べで飽きっぽいうぃさんに、
今日は夕食をちゃんと食べられたらいいものをあげると約束。
おまけのおまけで結構追加して口に運んだのに、
流石に目の前にご褒美があると俄然張り切る。
あれだけ食べなかったトマトまでパクパク食べた。すごい。
そして高らかに、「いいもも(の)、くだしゃーい!」でゴール。
まぁモノで釣るというのはあんまりどうかとも思うが、
手を変え品を変え、少しずつでもがんばって食べられたらいいねぇ。
posted by る・れくま at 21:49| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | うぃさん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月31日

にんぷ備忘録

妊娠中、夫に言われたりされたこと、
特に暴言暴挙は死ぬまで忘れないらしいと聞く。
そんなおっかないことは一つもないが、
ちょっと、これはどうなんだと思うヒトコト備忘録。

あれは妊娠4、5ヶ月くらいのことだったか。
旦那さんと一緒に風呂に入っていたら、
突然、背中と腰の中間辺りを掴まれて
「…にく」と一言。

早々にスイカパンツに履き替えてから、
洗濯物干しを手伝ってくれるのはいいんだけど、
「デカパン干したよー」と毎度余計な一言。勿論わざと。
そのスイカパンツを履いた姿を見て、
ある日は「ハンプティ・ダンプティ」と揶揄し、
またある日は「だるまちゃん」(※注)と称した。

そして現在妊娠9ヶ月半ば。
昼ご飯をしっかり食べてしまったので、
夕食は軽めにしようと思うと言ってみると、
「え?なに。いまプラス何キロ?」
ーえー、もう7キロは越えたくらいで…。
「子どもの分と羊水その他引いてどれくらい?」
ー子が2キロ、せいぜい4〜5キロくらいじゃないかね。
「じゃあその余った分ってどこ?」
ー…(−_−;)ハイ、ぜいにくです。
嫌味もなく淡々と質問されるのがまたボディブロー。

余裕なく精神的に参ってる妊婦なら、
こんなこと言われたら本気で怒るだろうなぁと。。。
もしこれを読んだ男性方が妊婦に接することがあるなら、
体形と体重に関しては、黙っているかスルーしてあげるが優しさ。



※注:
かこさとし氏の絵本に出てくるキャラクター。
丸っとしたダルマ体型に白い脚がのびている様がまさに妊婦。
でも何となく顔がおどろおどろしい。
posted by る・れくま at 23:50| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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