2009年04月01日

沈黙のロッカーネーム

一緒に入職したロッカーの隣人は、
オリエンテーションの最中からの知り合いで。
顔を合わせては最近どうよと近況報告する間柄。
だからと言ってそれ以上の付き合いもなし。
お互い不慣れな環境で頑張る同士の気持ちで、
ふと隣のロッカーネームを見上げたりして。

それがだ。
あっと気づいた時にはもう、
違う名前になっていたりする四月一日。
彼女の何も知らないままだった、
それが、よかったような悪かったような。
そして、狭きロッカールームにも春が来たと知る。
posted by る・れくま at 23:58| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

いまだから。

あの事故から一週間後、母の右膝の精密検査。
とかく我慢強い母が、痛いと言う。
それだけで、MRIの結果は聞かずとも予想はつく。
案の定、母の靱帯はぶっちり切れていた。

前十字靱帯断裂。
スポーツ選手なら選手生命を絶たれるとかの、
まぁ結構なオオゴトになっている。
初診の病院はどうしようもない対応だったらしく、
膝専門の整形医がいる病院へセカンドオピニオンを勧める。
結局、靱帯再建術もやっているところにしておいて正解。

一週間しか開けず再び実家に向かう夜勤明け。
今度は母のお見舞いがてら、石垣島のお土産つき。
帰って何ができる訳でなし、
寧ろ邪魔になりはしないかなどとも頭を掠め。
それでも。
いまだから、行っておこうと思う。
そういうものだろ、家族だから。
posted by る・れくま at 18:43| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月04日

意外な好物

離乳食が幼児食になろうとも、
うぃさんの食べるものはあまり変わらない。
ただ、以前より固めのものを好み、
逆にべちゃっとしたものは嫌がることがある。
例えば玉子納豆ごはんより、
ふりかけごはん派になったような微妙な変化。
まだ噛みきれない肉や野菜は口からべぇっと出すので、
刻みか一口大にしておく必要はあり。
形状や固さ、濃い味付けや香辛料を除けば、
オトナとほぼ同じものを食べるられるのは助かる。

好き嫌いは当然ながらあり。
いちばん好きであろうものは白飯と魚で、
まあまあ積極的に食べるが芋類や卵や肉、
敢えて自分から食べないのが野菜類。
コドモらしい?なんて分かり易い反応。
が、その法則性にかからない意外な好物がひとつ。

イチゴ。

1パック198円くらいの小ぶりのやつが適当。
酸味があるので大して好かないと思いきや、
うっかり渡すとがっついてヘタまで食う。
そして食べ始めて満足するまで最低10個はカタい。
その見事な食べっぷりに感激して、
足を痛めた祖母が自らイチゴを買いに出掛けたくらいだ。
何がそんなに好きなんだ、イチゴ。
posted by る・れくま at 23:59| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | うぃさん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月06日

新風エンカウント

4月といえば嵐の人事異動。
待っていた新しい入職者も続々やって来る。
人員の1欠2欠は常に当たり前、
それでも回せてしまう特殊な集中治療室勤務は、
次の補充がどんな人なのかで話題が持ちきり。
おそらく本人は知らないところだが、
配属希望がこうやって配属先の目に晒されている。

経験年数よりその経歴重視。
やる気があればなお結構な話であり、
是非ここでと希望を出した人が一握りはいたらしい。
ホントかよ、と内心嘆息をつく。
自分はICUの一文字すら希望に書かなかったというのに。

既卒は新卒より早く研修を終えるので、
明日から病棟配属ですとばかりに、
前日夕方から挨拶に来る気合いの入れよう。
それが、今ひとつやる気のない自分には眩しく映る。
posted by る・れくま at 23:57| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月07日

人生の具体例

自分にはなく旦那にあるところ。
よいところでもあり、悪いところ。
これは駄目だと思うものは、
徹底的に否定して貶して排除する姿勢。

それがいつも論争の火種で、
決まって教育について語るとき。
教育に長年携わった経験から物言う旦那と、
一方、自らの経歴くらいしかない自分。
両者の説得力には歴然の差があるようで、
旦那の意見には一側面に限定する偏りを感じもする。

というか、自分が受けてきた教育で、
得たものはたくさんあったと自負しているのに、
“無駄、意味がない”と言われたら、なんかそりゃ腹が立つ。
一般的な話で、なんて後からつける注釈も、
冷静に客観視できるほどの冷却効果はなし。
切り捨てられた側に自分が含まれているならば、
どんな理由をつけても徹底的に守り抜く。
今まで踏んできた全ての段階が、
現在の自分を形作ったと思うから。

人生の具体例は自分しかいない。
子は親が育ったように育つのならば、
ここにヒントがあるに違いないのだから。
posted by る・れくま at 23:52| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月09日

桜の袂

20090409114032.jpg

散り行く桜の袂には、
僕らとは違う時間が流れている。

急ぎ足な春風に儚く揺れて、
花弁が空に舞う一瞬は、永遠と重なる。
歳を重ねて、同じ季節をここに呼び覚ます。

いつか何処かの桜の下で、
また君に会える気がして。
posted by る・れくま at 22:04| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月11日

仕事の自尊心

相変わらず転属の話は沈黙しているものの、
ちゃんと補充は来たので、その方々が慣れた頃。
希望が叶えば、今年中には異動となるのかどうか。

上司に伝えた内容は要約するとこうだ。
“整形に戻りたい”
お腹いっぱいになるほどやったはずで、
整形医の大ざっぱ(失礼)さもうんざりしたのに、
離れてみてあれが好きだったのだと知る。
今でさえモニターで心臓の動きを見ることより、
関節がどう動くのかイメェジする思考が先に立つ。
集中治療室が根から好きな人には、
整形は嫌い、というキャラが結構多いから、
まぁ合わないと言ってしまえばそれも理由になる。

そんな愚痴めいた理由を聞いた旦那さんが一言。
「次では、もっと自信を持ってお仕事できるとよいね」と。
それを聞いてからハッとした。
ああそうか。だから整形なのか。
今の毎日に足りないのは、自信であり自尊心。
整形に戻れたら、それが得られると思う浅はかな思考。
それなら重症や救急にも自信をつければいいのに、
全分野+難易度の高いこの領域にはさっさと白旗を揚げたい。

逃げの姿勢ではいつまでも、どこにいても。
自尊心のある仕事なんかできっこないんだ。
posted by る・れくま at 23:53| 千葉 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月13日

ハズれた方々

なんか最近、救急外来の担当が多いのが憂鬱。
あんまり嫌だ苦しいばかりもあれなので、
ちょっと楽しい、そういうことを考えよう運動実施中。

救急外来には軽傷から重病、老若男女何だって来る。
大好き?な(←ここ強調)整形の患者も来る。
差し当たりに行う患部のレントゲン撮影。
技師さんと一緒にのぞき込む出来たてのフィルム。
わあ、折れてるぞ。ヒビ入ってるぞ、とか。
先生より前に勝手に診断、分かるとちょっと嬉しい。
松葉杖なんか貸し出しするときも、ちょっと活き活きする。

で、骨折は見るからにそうなんだけれど。
脱臼、その徒手整復を見るのが痛々しい、でもちょっと興味深い。
食事でアゴが外れたとかって来るけれど、
れいのクォーターパウンダーにでもかぶりついたんだろうか。
整形医師がやると、あれよっという間で華麗に終わるのに、
他の外科系がやるとひいひい痛がらせるだけ痛がらせて、
結局入りませんでした、とかよくある話。本当です。

餅は餅屋に頼むのが一番よろし。
ハズれた方々よ、そこで医師の専門を確認だ。
posted by る・れくま at 23:54| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

鏡像の呼び名

先日の石垣旅行のときのこと。
飛行機内、モニタに反射して映った自分を指差し、
何事かと言い出したうぃさん。
これはうぃさんだよ。で、こっちがハハだよ。
そんなやり取りを何度した頃か、
「うぃちゃん!」「はっは!」などと、
鏡像を見ると指差して教えてくれるようになった。

鏡に映った自分が分かることもさることながら、
ハハをはっはと呼べることの方が嬉しかったりする。
だってうちではママと教えていないせいか、
呼びにくくてなかなか呼んでもらえないんですよ。
お父さんは、「とーたん!」って言うのにですよ。

まだまだ何度真似ても舌っ足らずで、
フランス語のような雅ささえ感じる語尾。
これが本当に会話になっていくのかと。
ちなみに、現在頻繁に使う言葉は、
「あんぱんまん、ちっけってぇー」
(訳:アンパンマンのビデオつけて)ときた。
ここでもあんぱーの威力を感じずにはいられない。
posted by る・れくま at 15:41| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | うぃさん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

イマドキの靱帯

セカンドオピニオン受診からしばらくの後、
母・ゴムヨ(仮)の靱帯再建術の日取りが決まる。
来月中旬、OPE前日入院で期間は2〜3週間予定。
片松葉で退院くらいだという話。

この手術予定が決まる前から、
母が担当医に言われたことはこうだ。
ACLという膝の装具を着けて、
いつも通りの生活をして、どんどん歩いてください。
特に、正座するくらい膝が屈曲できるようにと。
そうでないと手術しません、とか。

えっ?と普通なら耳を疑う話だ。
靱帯切れてて歩いていいの?曲げていいの?
安静度から言えば、免荷が当然な骨折とはまるで正反対。
恥ずかしながら、自分も今回色々と調べてみて、
イマドキの靱帯再建術について知った話が多い。
手術自体が出来る病院が結構少ないとか、
後の経過は手術よりリハビリにかかっているとか。

今までと変わらない様子で、
軽々と電車を乗り継ぎチバまで来たりする母。
「スクワットしなさいって言われたわよ〜」と、
孫を抱きかかえるのも異に返さない。元気そのもの。
こちらの方が心配して何かと口を出してしまう。
割と安心はしている、でも。
こんなときに限って地元にいない自分を悔やむ。
posted by る・れくま at 18:47| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月20日

春咲小紅

“好き”は色褪せることなく、
唇を彩る新色のルージュのように。
変わり映えしない言葉を、
変わりゆく気持ちで君に云おう。



BGM:『春咲小紅』/矢野顕子
posted by る・れくま at 23:54| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月21日

超勤簿とタメライ

最近、受け持ちの対応なんやかんやかで残業続き。
保育園のお迎えリミットに間に合わないこともザラ。
本来自分が行くところを旦那に無理にお願いしたりで、
がんばりたくないのに頑張っている。そういう毎日。

「家庭を犠牲にしちゃだめだよ」と、
上司がやさしく言ってはくれるものの、
そもそも担当つけたのはそちらさんデショ、と。
果たしてその“家庭を犠牲にした結果”は、
旦那さんが風邪を引き熱を出すわ、
息子も夜中に咳き込み鼻づまりで寝苦しいわで、
これらに挟まれて寝る自分が到底無事とは思えない。

仕事時間という区切りにも疑問がふつふつ。
計画の追加修正だけでも結構時間を取るのに、
単に自分の仕事が遅いのが理由な気がして、
良心がとがめて超勤は書かずにいる。
でも、朝早めに出勤して準備するのも含め、
仕事に要した時間は本来超勤の対象になる訳で。
内容が忙しいそうでないに関係なく、
もらえる給料が一定の身分にはこれは大問題だ。

ただ働きだと思う方がモチベーションも下がる。
それにずっと無頓着でいられたことが不思議。
うっし。超勤、書いてやろうか。
なんでこんなにつけてるの!って、
上からクレーム入らないまでは。
サボって残業して超勤してた訳じゃないぞと、
たとえ過労死しても労災認定下りるようにの証明だ。
posted by る・れくま at 23:51| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月23日

ツマとハハと

妻になること、母になること。
その都度、女は自分を壊すのだと、
いつか誰かが教えてくれた。
なってみて、ああそうなのかと分かること。

ただの女からひとりの男の妻になる。
女としての成分を、唯一の対象に絞る契約。
そして更にハハオヤ業を兼任すると、
周囲に女成分を振りまく余裕なんかなくなる。

結婚、出産、そして育児。
どれをとっても特に女としての色が強そうなのに、
実はちっとも女っぽくなくなるとかいう話。
自分主体の“女”を、一時的に封印する、というか。
それをしないばかりに夫婦や家庭の均衡が崩れ、
子殺しなどの陰惨な事件につながるのはよく聞くこと。

生物として性別を前面に主張するのは、
生殖行動はまだまだこれから、の群のお役目ですねと。
オトナはそういうものから一歩引くもんでぇ、
などと偉そうに言ってみる、若輩者のツマ+ハハ。
posted by る・れくま at 23:57| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

憧れのハラワレ

20090419061017.jpg

唐突に、あれが食べてみたくなる。
サクふわモチモチというよう抽象のカタマリ。
スコーンというやつを、だ。
果たして味は甘いのかしょっぱいのか、
具体さを欠くのはそれを食したのが随分昔で、
記憶には某ケンタのスコーンくらいしかない。

思い立ったら行動は早いレシピ検索。
買い物でも抜かりなく強力粉をカゴに入れ、
代わりに別の何かを買い忘れているが気にしない。
あとは家にあるものだけで間に合うと、
とりあえず手順通りに作ってみるかと開始。
麺棒ってうちにないけど、ラップの芯でいいか。
円形のカタもないので、じゃあコップで代用。
そんなこんなでオーブン突入まで20分。
意外とマトモな成形なのが不思議。

さて、できたてが写真の通り。
丸パンみたいな出来栄え、なんかイメェジと違う。
味はふわモチは十分、サクッとがやや不足か。
スコーンはバイト先で食べ飽きるほど食べて、
味にはうるさいぞ@旦那さんに言わせれば、
味はまあまあ、膨らみが足りないとのお言葉。
スコーンのなんたるかはその膨らみで、
ハラが割れるか否かに価値がある、らしい。

ああいつか素敵なハラワレを決めてやるぞと、
固く誓ってのその後、いったいいつ作るのか自分。
posted by る・れくま at 23:52| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月29日

甲斐・効・詮

これら全て“カイ”と読む。
行為に値するだけの効果のこと、
やりがいや生きがい、という形が一般的。
時にそれはあったりなかったりが重要で、
カイあって一命を取り留めたり、
カイなくして死んでしまったり、となる訳で。

医療の意味が病気や怪我に打ち勝つことだとしたら、
回復の見込みが途絶え、最期を待つその時は何なのか。
助からないと分かっていながらも、
「できる限りのことを」と望む家族の意向を尊重し、
取りあえずはやれる限りのことをやる。
“しかし力及ばず”を示すのが医療者の役目。
本人の意志が不在のままで―。

何か、分からなくなってきた…。
仕事は仕事場だけで完結して欲しいのに、
家に帰った後でも思考の一部を苛み続けている。
だから命を相手にする仕事ってのは。ねぇ。
ホント、割に合わないんだと愚痴る。そういう毎日。
posted by る・れくま at 15:07| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

恍惚のむにょつく

うぃさんには、ひとつ手離せないものがある。
我が家では“むにょつく”と呼ばれるそれは、
一見すると一枚布、よく見れば袋状の布。
元はと言えば使われなくなった枕カバーで、
それと同じシーツをうぃさんが使っていたのだった。

赤ちゃんは自分のにおいがするもの、
タオルやぬいぐるみに愛着を示すという話。
生後から肌触りのいいおくるみを置いてみたものの、
それには見向きもせず、何故か枕カバー。
お昼寝もお出掛けも旅行もいつも枕カバー。
怒り泣いては、なぐさめてくれるのも枕カバー。
しかしこれをしゃぶるでもなく、
上唇の外側でむにょむにょしながら接触面を楽しむ。
「こもこもこも…」とかそんな音がする。不思議な儀式。

お気に入りのタオルだったらまだしも、
枕カバーを持ち歩くってなぁおい。
そんなオトナの苦笑いをもろともせず、
うぃさんは今日もマッタリむにょついている。
posted by る・れくま at 22:03| 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | うぃさん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。