2006年10月03日

睡眠テリトリー

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この家には、元々寝床は一ヶ所のみ。
しかも、シングルベッドが一台だけときた。
それに人間が二人も乗るのだから、
傍目から見れば、狭苦しいことこの上なし。
冬場は、毛布を奪われた隣人が凍えることもしばしば。
けれど、当人達にとってはさした問題でもなかったり。
要は寝られればいいんだよ。うん。
よく言えば仲睦まじく、悪く言えば無頓着な二人。

それを見かねた実家の母が、
新しいベッドを買ってくれたのが先月。
いわゆるダブルベッドのそれは、
確かに寸法としてもシングルの2倍で、
広すぎやしないかと懸念したのも束の間。
まだ始めて1週間も経たないのに、
既にこのゆとりが無ければいられない。
ヤドカリが一度カラを大きくしたら、
小さなカラには戻れないというか、そんな感じ。

悲しいことにまた少し、
煩悩の域が広がった気がする。
posted by る・れくま at 23:54| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

零余子なるもの

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世に山芋を知る人は多くとも、
零余子(むかご)を知る人は少ない。
さて、それが何であるのか、
何処から湧いて出るかも分からない。
ただ、山芋の蔓に付属するそれは、
幼少にはママゴト用の食材でしかなく、
むかごと呼ぶことだけは、まぁ何となく知っていた。

食えるか食えないかと言えば、
植物だから食用に出来ないこともないだろうに、
不思議にも、今まで誰一人として試したことが無いという。
いちばん長く生きている祖父母でさえ、
まぁ食べられるよと言いつつ、調理方法は不明。

で、父・コトブキ(仮)は何処で聞いたか、
この零余子を食べることを覚えてきた、らしい。
調理方法は米と一緒に炊くだけ。至って簡単。
美味いんだよこれが、って去年から吹聴する割に、
結局、あたしが初めて口にしたのは今年の秋の話で。
評判が先走った零余子の味は、
確かに美味しいけれど、それ以上でも以下でもなく。
そういうものなんだとして、喉の奥を落ちていった。

話のタネにはまぁいいか。
我が父お得意の、むかごごはん。
今年は、あと何回食べられるかなぁ。
posted by る・れくま at 16:18| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

ニンゲンの境界

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やっとこさっとこ、妊娠22週に突入。
月で言えば6ヶ月目の半ばだというのに、
人に言わせれば、然程目立たない妊婦体型のあたし。
話題次いでに妊娠を暴露するとき、
大概はマサカソンナと驚く。
もう6ヶ月なんですよと聞いて更に驚く。
元々の体重からは、優に3kgに手が届く膨張ぶり。
周りもそろそろ気付いてくれた方がいい位に思う。

22週というと、そう。あれだ。
法律でいうところの、ニンゲンの境界。
これ以降は、オトナの勝手で生死を操作出来ない。
というか、こんなに動きが分かる頃まで、
あれが可能だというのもすごい話だと思う。
学生の頃ならいつも真剣に考えていたそのことを、
念頭にもなく過ごして来れた現状に、シアワセを感じる。

安定期だから無理のない範囲にねと、
今回の健診も、順調の太鼓判を貰えたたまちゃん。
で、めっぽう天気のいい今日だからと、
突発的に、地元の名所まで山登りをしてくる妊婦。
何となく登り始めた辺りで、
こんなことして大丈夫かと心配したものの、
成り行きで、今更戻るに戻れない山路。
まったく何やってんだろうねぇと旦那と言いつつ、
結局はちゃんと登るだけ登って来た。
実は山登りが大嫌いなあたしなので、
ワザワザ身重でやらかすことでもないのに、
ついそんな気にさせる、そういう日もある。
posted by る・れくま at 23:45| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | たまちゃん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月08日

してやったり

恋仲一歩手前だったあの人と、
どこにでもありそうなその後の話。

ある日偶然街角で再会して、
今どうしてるのって聞かれてさ。
左手をさり気なく揺らしては、
シアワセだよって、とびきりの笑顔で。

そんなシチュエーション、とかね。
相手がちょっと寂しげに見えたら、
もうそれが最大級の賛辞じゃない?
posted by る・れくま at 04:27| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

恋の砥石

恋多き女と謂うもの。
日ごとの垢を落とすが如く、
恋に恋し、恋に泣いては、
その身を涙に濯ぎ、己を磨く。

かの人に恋い焦がれていた時を、
徒労や無駄とは思いなさんな。
過去の恋は、未来を磨く砥石だから。

恨み言泣き言は言いっこなし。
あの時をありがとうって感謝する。

そして笑顔でサヨナラ、よ。
posted by る・れくま at 01:26| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月11日

免荷の仕事

走るな。転ぶな。重いものは極力持つな。
これが、妊娠してから職場でまず言われたこと。
今や酸素ボンベに手をかけるだけで、
皆から心配されて手伝いを受ける身重の身分。
大丈夫なのになぁと申し訳なく思う半分、
いやここは大事を取るのが当然かと思い直す。

そんな手助けに慣れてきた中で、
勤務予定にチラホラと遅出が御目見え。
数えてみれば、2ヶ月ぶりくらいの遅出。
しかも一人遅出となると、ちょっと緊張する。
ちゃんと仕事を立ち回れるかなぁ、とか。
もしもの緊急事態に対応出来るだろうか、とか。

人手の少ない準夜帯で、
代わりのいないこの場面で。
とにかく何が怖いって、そう。
誰か倒れても、助けられないのが怖い。
走れないから、担げないから。
いや、出来てもしちゃいけないから。
可能と禁止の間で葛藤して、
何やら自分が弱ったように感じもする。

以前は駆け回っていた廊下を、
コールに急かされても悠然と進む。
そんな度胸がつくころには、
あたしはここを去るのだろうなぁ。
posted by る・れくま at 23:45| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

入力出力

僕の頭の中には、
紙がないタイプライターと、
録音しないテープレコーダーが一台。
日常の他愛もない出来事の、
その一編を思いの浮かぶ侭に、
まるで誰かに報告するように動き続ける。

文字にも声にも残らないそれらは、
空想癖特有の視線の定まらない空隙で、
形を成すこともないままに消える。
だから、自分でも入力した途端に忘れてしまう。

たまに憶えている夢のように、
指紋の隙間にわずかに残った欠片だけが、
いま何考えてるの?という君への答えになる。
本当は、何も考えてない、んじゃない。
それどころか、きっとみんな四六時中考えてる。

ただ、出力していないだけなんだ。
posted by る・れくま at 17:27| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月14日

白の開放

このひとつを外してしまったら、
いよいよ後には退けない気がして、
頑なに開放を拒んでいたこの身体。

それも、もう限界なのか。

裾長に作られた白衣の上着と、
それに潜んだパンタロンとの境界で、
苦しさのあまり、最後の止め具に手を伸ばす。

見えないところでひっそりと、
あたしは日々着実に膨張してる。
posted by る・れくま at 03:50| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | たまちゃん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

体育会系慣例

いつもなら早々に白旗を揚げて、
きっとそれを受け入れていたけど。
今までの通例や信念にも反発して、
あたしはそれをノーと言った。
ノーと言えるだけの理由を勝ち取って、
皆も了解して決定した結果なのに。

なのに、なんで、どうして。
関係のない人がそれを違うと言う?
当然のように、なぜあたしがやらないのかと、
頭ごなしに決め付けていいのか?

下っ端だからやれとかいう、
無言の圧力では折れてやらないぞって。
一方ではこんなに強気でいるのに、
どうしてか、いつまでも悔し涙が拭えない。

本当はあたしがやるべきだって、
何処かでは納得していたから、、、かなぁ。
posted by る・れくま at 22:49| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

経験と相槌

今まで、ふーんで済んだことが、
ある日ある時から自分事。

うん、分かる分かる。
そうそう、そうなんだよね。
っていう相槌が打ててしまったりする。
知ったかぶりでない、心底からの共感として。

だから、経験に勝るものはない。ね。
posted by る・れくま at 23:56| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月17日

皮肉に口吻

日常という名の下で、
決まり決まって使う道具。
その由来は、いつしか意識の底に。
そして、ふと思い出す。
今はもう、情景さえ描けない過去。

あの人への恋心より、
あの人に貰ったカップの方が、
ずっと長生きでいる。

生きることは、忘れること。
今日も明日も、そんな皮肉に口づける。
posted by る・れくま at 23:56| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月18日

不自然の淘汰

巷では、産婦死亡の事故が報道される朝。
お産って怖いんだねぇと、愁傷な様子の旦那に、
そうだよ怖いんだよあたしも例外じゃないよと脅し、
しかも元々血圧100無いほど低いから、
出血性ショックなら戻ってこれないかなぁと、
悪質にも更に追い打ちをかけてみたりするからか。
旦那が弱々しく、一緒にいてねとしがみついてきた。
大丈夫だよ大きな病院あるしとフォローしつつ、ちょっと罪悪感。

周産期死亡がゼロになればいい、確かにそう思う。
でも、お産は自然の流れだから、10が10うまくいく。
それこそ不自然なんだよなぁ。本来は。

無論、死にたくはないけれど。
何処かで自分は平気だと信じているけれど。
何があってもおかしくないのが、お産の現場。
無駄に怖がっても、イイコトは何もない。

そのときは、そういうもの。
でも、あたしは必ず戻ってくるから。
posted by る・れくま at 23:32| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | たまちゃん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

30分の侵略

夕飯を終えての食休み、
近頃のあなたは膝枕を探す。
あたしが座ればその場所に、
目を瞑っていてもにじり寄る。
風邪引くよという忠告も聞かないで、
そのアタマを据えたら最後、動かない。

少しだけだよって言ったのに、
5分が10分に、寝息は段々深くなり、
侵略を許したあたしは、嗚呼不覚なり。

弛緩した寝顔を愉しむは15分。
ついにしびれを切らすのは、
長いようで寝るには短い30分。
posted by る・れくま at 01:03| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月21日

病じゃない気

このところ、夢ばかり見る。
それも、あまり楽しくないものが多い。
大概は仕事の延長か何かで、
寝ながらレポートの考察をしてたりする。
けれど、目覚めたときには粗方吹っ飛んでいる。

膨張する我が子に膀胱が圧迫されて、
何かと手洗いが頻回な所為もあるのか。
普段から眠くて仕方ないのに、
一度夜中に目が覚めると、今度は寝付けない。
昔から“オヤスミ3秒”の異名を持つ、
寝付きの抜群に良いあたしがどうしたことだろ。

で、まぁこんな状態が続いていると、
病気かなとか勝手に考える訳だ。普通の人なら。
けれど、これも捉え方ひとつで大違い。
自分は確かにいつもと違うようだなぁ、と。
いつもと違うけど、困っているか?ということ。
寝付けなければ、じゃあ別のことをしてみようとか、
夢が気がかりなら、それの解決に充てたっていい。
ほら、つまりやけに早く目覚めた今日のこのとき、とか。

病は気から、もとい、病は気構えから。
本当に病気なら、こんな余裕さえないものだから。
posted by る・れくま at 05:11| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

そういう役回り

ここ最近毎晩アタマを悩ませた、
件の看護研究も、いよいよ最終提出に。
ちょっと他より操作に慣れているからと、
Wordの入力となると皆が一歩後退して、
何となく自分の役割になっていた、そんな矢先。

いわゆる基本的な図表挿入だというのに、
これが単純なコピペだけではうまくいかない。
原稿用の書式設定がややこしいのもあって、
一操作毎に図がずれる、切れる、いなくなる。
さて所定の位置に置けたと思ったら、
今度は微調整に全く応じなくなる頑固者ときたよこれ。

別にあたしは、特化して操作ができる訳ではない。
あんなものは使いながら覚えるようなもので、
上手い人の後を追って習得した、我流のスキーと大差ない。
たぶん、もう少し勉強をしている人ならば、
全く悩まず操作できる、そんな低レベルの話なのだろう。

さて、そうこうしてやっと出来上がった原稿。
土日は絶対職場に出ないからねと高らかに宣言して、
意気揚々と帰って行ったはずの金曜日。
なのに、何でまぁ、あたしはここにいるんデショ。
でも仕方ない。他の人じゃ直すに直せないんだから。
そんなことはない、けれど、そう思うことで納得させる。

突然の連絡と、休みの一時を返上してのただ働きに、
ほとほと研究に嫌気がさす。ある日の土曜日。
posted by る・れくま at 03:39| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

濃縮時間還元

去年の今頃は、その前は、って、
色々過去を思い出そうとすると、
記憶と年数が合わなくておかしくなる。

あたしとあなたが出会って、
まだ2年も経ってないって、ほんと?

あなた無しで生きてきた時間が、
あったことすら疑うほどの、
濃縮還元された日々がここにある。
posted by る・れくま at 21:29| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

気づかれ妊婦

ようやくか。ようやくなのか。
妊娠7ヶ月目にして、気づかれた。
あら、もしかして・・・おめでた?って、
流石にこれ見りゃ分かるだろうというのは、
本人ばかりの思いこみなのか。

以前を知っている人に言わせれば、
久々に見たらあまりにも膨張しているので、
もしやあれかとすぐ気づいたものの、
それと指摘するのも気が引けた、という理由。
ただの肥満かどうかの境目は確かに微妙。

で、気づかれた途端、
みんなにハラを触られた。何故か。
体をぺちぺち叩かれる相撲取りの気分。
ああ、これが土俵入りってやつか。感無量。
素っ裸になると、自分でも驚くハラボテ。
程度でいえば、もう下のおけけが見えません。
posted by る・れくま at 23:19| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | たまちゃん(仮) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

持ち寄り式研修

れいの研究が一段落したというのに、
まだまだ終わらない委員会、研修、勉強会。
まるで産休前の追い込みかのように、
ひとつ片付けばまたひとつ、仕事は尽きない。

研修は勉強になるし、機会があれば参加したい。
でもあの研修前後のレポートが無ければなぁと、
一体幾人が思ってきたのだろうか。
それでもなお、レポートが課され続けるのは
これを書きまとめるところからして、
既に研修の一環であることに他ならない、と。
まぁ確かに、レポートが無ければただの座談会だろう。

分かっちゃいるけどね。
自力で勉強をするってのはずっと大変で、
それが、勉強でなく仕事しながらなら尚のこと。
半強制じゃなきゃ、誰もこんなことしないってこと。

どうせ持ち寄るなら、あれあれ。
おせちとかおやつとか、おいしいもののひとつも欲しい。
posted by る・れくま at 23:56| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

いつもの左腕

仕事に就くようになってから、
泣いた日も、笑った日も、
当たり前のように、そこに在ったのに。
何処に置いてきたんだろう。
ふと気がつくと、腕の時計が消えていた。

きっとあそこだろう。
そうじゃなければここにある。
思い当たる場所にそれがない現実は、
あたしの余裕を少しずつ削ぎ落としていく。

深緑の壊れかけたベルトのままで、
防水加工以外の価値なんて残っていない。
それでも、電池が切れるまではと、
仕事を辞めるまでは、一緒にいると思ってた。
代わりの時計が無い訳じゃない。
無ければ無いなりに、何とかできるけど。

だけど、君がいなきゃ困るんだ。


『あなたにとって、時計とは何ですか?』

それは恋人に対する姿勢、だって。
ありがちな心理テストの回答を、今でもどこかで信じてる。
posted by る・れくま at 22:47| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月28日

茄子の予知能力

医師が不在の無医村状態。
珍しく、火曜以降の手術がない。
こんな落ち着きっぷりは、
お正月か、はたまた黄金週間か。
こんな暇になりそうな週末が、
一転して修羅場と化すのはいつも、
待っていたかのように、あたしが勤務の日。

もう流石に読めてきたぞ。
何か起こるぞって分かっちゃいたけど、
だからって、回避できるものでもない話で。
つまりは落ち着いているからこそ、
潜在化しているジャリンコ問題が浮き上がる。

分からないよりはマシなのか。
分かるようになっただけ成長したか。
機能しても役立たずの、茄子たる予知能力。
posted by る・れくま at 21:52| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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