2006年03月02日

独居の価値

コバラも減る夜勤明け、
とある先輩(30代独身)と雑談中。

何が食べたい?って聞かれても、
ハンバーグとかカレーとか、
メニューの一文字も出てきやしない。
誰かの作ってくれたもの、と即答。

そうだよなぁ。そうですねぇ。
作る人=食べる人の公式は、
おいしい料理も、いつも何かが足りない。
一人暮らしというものは、
束縛や制限のない自由よりも、
ひとりでないことに、価値を知る。

posted by る・れくま at 15:09| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月03日

シモジモの呟き。

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雛祭りといえば、いわゆる段飾り。
お雛様とお内裏様、主役の二人を筆頭に、
三人官女、五人囃子、大臣と続々増える出演者。
さてそれ以下はと聞かれても、
何かいたかも程度の認知の低さときた。

さて、彼らは一体何なのか。
やる気の欠片もなさそうな表情と、
菷や熊手の使い手となれば、居残り掃除当番が有力。
調べてみたところ“三人上戸”という役職だとか、
各々が喜怒哀楽を表現しているという余計な知識。

キャリアウーマンには卑下され、
ボーイソプラノや警備に足蹴にされる。
真っ先に足切りに遭うであろう危うさの中、
マイペースの不真面目さを貫くオヤジの魅力がここに。

あー、仕事ってのは何処もそんなものか。
社会の厳しさを垣間見る、そんなわびしい桃の節句。
posted by る・れくま at 14:54| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月04日

テレビ上の先生

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出会いというものは突然、
かつ、ドラマチックに訪れる。

雑然が当たり前のVV店内某所、
緑色のカエルコーナーに、彼はいた。
細く長い手足、穏やかで知的な瞳。
そして、お座りバランスを兼ね備えたカエルの中のカエル。
彼の名は、カーミット・ザ・フロッグ。

遠くを見据える表情からは、
全てを知りつくした賢者の風格さえ感じる。
とまぁ、そんなこと思うのは自分だけと知りつつも、
カーミットには“先生”が外せない我がデフォルト。

いつか先生をテレビに座らせて、
足を組ませてみたいなぁとかいう、
密かな庶民願望がいまここに完結、と。

んあー…、感無量(つД`)
分かるかなぁ。分かんないだろうなぁ。
それが自己満足という、人生の甘美ですよね先生。
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2006年03月05日

背中流し

あなたと一緒に過ごす日々は。
手を伸ばせば、すぐ背中に届く距離は。
永遠と思うほど穏やかなのに、
瞬く間に、時が跳ばされてしまう。

いつでもできる、なんて。
明日になったらやろう、とか。
そうして、一体幾つを捨ててきたんだろう。

あと何回の、限りある一回。
あたしは、今日もあなたの背中を洗おう。

posted by る・れくま at 23:28| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

キリバン踏み。

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あたしは生まれてこのかた、
車の走行キリバンを目撃した経験がない。
というより、そもそも走行距離を気にしたことがない。

兄や母はこの前何万キロいったよーとか、
よく気づいては話のネタにするのに、、、だ。
まさかあたしだけキリバンを出さないとか、
カーナビもない車に、そんな機能が搭載されているはずもなく。

まぁ一度くらいは見てやろうという矢先、
帰宅前のメーター表示が、16000まであと数キロ。
こりゃ神の啓示か、はたまた悪魔の囁きか。
ともかくも、その瞬間を目に焼き付けるべくスタンバイ。
脇見よそ見もこの時ばかりは勘弁と、
眼が車中を泳いで、明らかなる注意散漫。
これで事故ったら洒落にならないなぁと、
苦笑の先に、待ちに待ったゼロの羅列がお目見え。

うんまぁ。16000キロですよえぇ。
見れたからどうだというものに、
わざわざ一時停車して、携帯カメラを構えてる自分。
ああ悲しいかな、我がネタ人生。

posted by る・れくま at 16:24| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

新旧交代

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黄緑二色並んだ、いつもの歯ブラシ。
少しへたれた毛先を見ては、
そろそろ取り替えようかと、君が聞く。

歯ブラシの毛先が開く時間を、
もう君と一緒に過ごしていたんだと。
そんなことが、何となくも嬉しい瞬間。
posted by る・れくま at 23:26| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

ひらけガルバンゾー。

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洒落たカフェ飯なんぞで見かける、あのあれ。
ひよこ豆(ガルバンゾー)のスープとやらを作ろうと、
水煮の缶詰を買って来たのは、もう数ヶ月前。

あまり使ったことのない食材だけに、
レシピとにらめっこして、次はどうかと右往左往。
何とか準備も終わり後は煮込むだけと、
主役を投入しようとして、その手がぴたりと止まる。

あ、、、れ、開かない。
あぁそうか缶切りだ。
さて缶切りは何処だ何処だ―。

と、ここでようやく事態の重さに気づく自分。
なんとこの家には、栓抜きはあるのに、缶切りが無い…( ゚Д゚)ポカーン
今どきプルトップじゃないのかコノヤロと、
もの言わぬ豆缶に文句を吐きつつ、あまりの間抜けさに脱力。
マイナスドライバーで少しこづいてみるも、
早々無理だと諦め数十メートル先の実家まで、
缶切り片手にトボトボ往復する羽目に。

映画『戦場のピアニスト』の主人公が、
飢えに飢えてピクルスの缶か何かを必死で開けてる。
そんなシーンも、ふとアタマに浮かんだり。

栓には栓抜き、缶詰には缶切り。
あんまりプルトップが便利なんで忘れてた。
あぁ偉大なり、缶切り。
posted by る・れくま at 14:48| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

きかざーる。

仕事終わりの10分前。
消灯直前のラストスパート。
作業中のあたしを見つけるやいなや、
とある患者さんが、くいっと目で合図する。
こりゃ、いかにも何かあるなという感じ。

「あのー…、チョットね」

チョットと言う出だしの会話で、
本当にチョットで済むことがあるのかと。
何でしょうかと丁寧に向き直れば、
そこから延々と続くマンダム流の井戸端会話。
主語不在のままに始まり、順序があちこち前後する。
要約を兼ねてふむふむと相槌を打ちながら、
まぁつまりこういうことなんだな、と要点整理。
え、、、って、それ聞いてもどうしようもない。
何処にも投げられない内容だから、なおさら困る。

聞いちゃったよ。聞いちゃったね。
聞いちゃったからには書かなきゃね。
聞いちゃったからには報告しなきゃね。
先輩と顔を見合わせて、盛大に大きな嘆息ひとつ。

そんなの、聞きたくなかったよ。
なんて、思っても言っちゃイケナイ茄子の本音。
posted by る・れくま at 22:36| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月10日

若草色の別れ

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これぞ人生に一度、あるかないか。
母校の閉校式に参加する、という経験。

2年前、校門を後にした合格発表の日。
もうここには戻ってくるものかと、
寂しさより清々しく思ったあの景色には、
今はただ、漠然とした虚無感だけが残る。

たとえ学校は無くなっても、
学校の思想は脈々と受け継がれる、と。
誰かが言った。そうだと思った。
それでは納得のいかない、虚しさを抱えながら。

見送る側のいない、卒業式。
見送られたあたしが、また見送る。
もうこれで、本当に最後なんだ。
この校歌を皆で歌うのも、
若草色に揃った背中を見るのも―。

こういう時は純粋に、
哀しいのだと、涙するのが好い。

posted by る・れくま at 23:51| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月11日

小脇にスーツ。

彼があたしの家に来た。
スーツを小脇に抱えて来た。
何処か清々しい表情で。
何かを決めたような眼差しで。

それが意味することを、
分かるのはあたしだけでいい。



いよいよ、ですかね。
posted by る・れくま at 21:53| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月12日

男親ってのは、

今日は、今日ならば言えるだろうか。
大切なひとに、いま、伝えたいことがある。
そう決意したのは、今日が終わるという数時間前。


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2006年03月13日

ナミダの種類

悲しくて、流れるもの。
嬉しくて、溢れるもの。
悔しくて、にじむもの。
眠たくて、浮かぶもの。

昨日と明日の狭間に、
常に消え往く今日に、
僕は全てを注いでしまおう。
posted by る・れくま at 23:59| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月15日

立つ鳥の準備

東京と神奈川はお隣さん。
近いようでいて、やっぱり遠い。
その遠近とは距離にあらず、
道路渋滞という、変速の壁にあり。

彼の引っ越し手伝いにと、
昨日と今日とで、上り下りをニ往復。
彼の操作する携帯の助手席ナビからは、
こっちはダメだなんだと、文句を言われつつ迷走中。
ついには主要道路の渋滞は回避不可と諦めたか、
赤々と表示される、渋滞模様の往く先に嘆息。

結局、同じ道を行けばよかったかなぁとか、
いつも抜け道をくぐった後に思う、そんなプチ後の祭り。


posted by る・れくま at 23:54| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月16日

有言実行。

シアワセにします。
シアワセになります。
言葉にするのは容易い。
言うだけなら、誰にも出来る。

でも、君となら出来る気がする。
予感だけが支えてる確信を、
ここから、今日から、有言実行。

posted by る・れくま at 21:32| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

厄介か試練か。

看護に研究と名のつく、あのアレ。
茄子たる立場上、避けては通れないもの。
それがついに、あたしにもお鉢が回ってくる来年度。

本音は厄介、前向きに考えれば試練。
出来れば関わり合いになりたくない逃げと、
やるからにはきっちりやりたい、おかしな意地。
付け焼き刃の資料で臨んだ研究指導で、
骨子の見えない計画書に、そろそろ焦りを感じた今日。

多分これが最後の仕事になるから、なんて、
まだ誰にも言ってないけれど、そんな意味も込めて。

がんばろっと。

posted by る・れくま at 17:22| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月18日

悔恨の一頁

事実だけを残す記録。
記録から見い出す対応策。
でも、そこに残らないものが、
人対人のつらさを含んでいる。

守秘義務の壁に阻まれた、
僕のナミダや愚痴や鬱憤は、
一体何処へ行けばいいんだろう。

と、思いながら書き殴る。
歪んだ文字で埋める、看護記録1ページ。

posted by る・れくま at 23:58| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月19日

雹が降る

降り頻る雨音の下では、
叩き付けられた雨粒は形を忘れ、
本来の流れを取り戻すはずなのに。

どうしてだ?

白い結晶がいつまでも、
僕の眼下に滞り続けている。

posted by る・れくま at 15:36| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

墓場行き

もうこれが僕の最後だとしたら、
言いたいことから片っ端に、
後先気にしないで吐き出せるのに。

最後じゃないから、言えない。
言い捨てたとして、その後が怖い。
どうしても続いていく関係だから、
墓場まで、言わずと埋めた言葉もたくさんある。

ふと墓場行きのひとつをこぼして、
僕はきっと誰かを、自分を、傷つける。

posted by る・れくま at 01:50| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

峠越え

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挨拶に行こう。出来るなら早めに。
あたしのいまを、大切な人に伝えるために。
そう決意したあの日から、もう一週間。
多忙な父の予定を無理言ってリザーブし、
ついに迎えた今日、決断の日は3月21日。
行き着けのレストランという場を用意してくれた親は、
いつもの穏やかさで、10分遅れのあたしと彼を待っていた。

注文からワインがやってくるまでの、僅かな数分。
スーツに身を固めた彼が、ぽつりぽつりと話し始める。
寸前まで、何を言えばいいんだろうと迷っていた彼は、
確りと落ち着いた口調で、二人で生きていきたい、と口にした。

必ずシアワセにしますとか、
一生稼いで楽をさせますとか、
アドバンテージは何もない、今の彼そのままの言葉。
ある意味、親としてはどう思うのかという現状に、
父も母も、反対はおろか否定の一文字さえ見せない。
それどころか、これからに色々と知恵をくれたことに、
二十年来の娘でありながらちょっと意外。

食事の合間、ふとしたことで盛り上がるチャリ話題。
その中のひとつ、峠越えの話。
峠は昔から、様々な世界の境目と考えられていたという。
人と人、集落と自然、時と時、生と死。
移り変わる日々にもまた、ひとつの峠を越える。
ついにあたしは、その峠までやってきた。
遅かれ早かれ、それが今日という日なのだから―。



頭上を仰げば、桜が映える澄空。
寒い冬を過ぎて、あたしは確かに春にいる。
posted by る・れくま at 22:48| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

両生類の誘い

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某所某スーパーのレジを越えると、
目の前には、ガシャポン棚の包囲網。
最近のオコサマ流行からオトナの嗜好まで、
幅広いジャンルを完備しつつも、
あたしには全くお呼びでなかった場所。

そこに、どうして、何故なんだ。
原色で、両生類で、カエル図鑑て。
あたしをカエル好きと知ってのロウゼキか。
ツーコインでも、ついガマ口に手が伸びそうになる。
しかも下段のそれに真っ先に気付く自分て、
なんだかんだ言って、さり気なくチェックしてたなコイツ、と。

ごめんなさい、好きです。
カミサマよりも、カエルサマです。
今日は思い止まっても、もう明日は保証出来ない。
そんなカエル衝動にかられて、今日も店を後にする。
posted by る・れくま at 23:50| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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