2005年11月01日

なんともはや。

あたしはよく、公私共に出身を聞かれやすい。
苗字が珍しいことにも理由があるのか、
暗に地方出身だろうというニュアンスを含む質問。
でも、相手が期待する答えは一切持ち合わせちゃいない。
生まれも育ちも地元ですよえぇ本当に、と。
故郷といえば自宅であり実家であるこの地域で、
物心ついたときから、ここを離れたことはないのに。
そんなにあたしの言葉が訛っているというのか。
何処から見ても、地元民でしょと思うのは自分だけか。

今日もちらほら耳に届く、うんざり気味の質問。
「富山でしょ?」と、断言される勢いに面食らう。
でも、よくよくその話の続きを聞いていけば、
あたしのとある言葉に、そう思ったのだと言う話。


なんともはや。


え?ふつー言わないですか、これ。
そもそも、方言ってことなんですかこれ。
そう言えば、亡くなったばぁちゃんの出身が富山とか、
でも実際は全然関係なさそうなことを思い出す。

あたしって、本当はどこ生まれなんだ。
自分の組成に、ちょっと疑問を抱きそうになる。
あー、なんともはや。
posted by る・れくま at 21:08| ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月02日

招かない猫。

職場の控え室には、招き猫がいる。
どこかのクレーンゲームで釣られたような、
何のヘンテツもない、ぬいぐるみの招き猫。
ただひとつ、猫が壁に向かって鎮座していることを除けば―。

ある日、その存在に気づいて先輩に振ってみたら、
「外に向けちゃだめだめ。緊急入るよ〜」
と、まるで怪談話でも言うように教えてくれた。
病院で招くものといえば、、、ナルホドねぇと苦笑。
ただでさえ、占床率が9割超のうちの病棟だもの。
これ以上、緊急なぞ呼ばれてはたまったものじゃない。

世間では福やら客を招くってのに、
病院になると疫病神の手下扱いですよ。うわー。
トコロ変われば、まぁなんて不憫な役柄だこと…( ̄△ ̄;)

招き猫が外を見る日は、
たぶん、当分やってこない。。。
posted by る・れくま at 16:54| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

暖簾の向こうで。

世の中には、温泉ランドの進化形、
その名もスーパー銭湯というものがある。
地元から二駅ほど離れているそこは、
以前父母に連れられてよく行っていた場所でもある。
で、今日は祝日で来ていた彼を巻き込み、
肩にタオルを引っ提げ、久々に某所に赴いた。

湯上がりの待ち合わせは、午後8時30分の5分前。
ロビーに座り、持参の茶でも飲んで一息つくかつかないか、
背後から、長年聞き慣れたあの呼びかけが。

あ、、、れ?

今日は彼と来ていたはずなのに、
そこに立っているのは、我が父・コトブキ(仮)の姿。
なーんだ来てたのかあはははー。
あれ母も中にいるのか奇遇だねー。
父へ固い笑顔を張り付かせつつ、
脱衣所に向けソソクサと逆走開始。
女湯の暖簾を越えて、慌てて携帯を取り出す。

汗で湿る手で彼に事情を伝えた直後、
示し合わせたかのように、湯上がりの母と鉢合わせ。
で、何事もなかったかのように笑って挨拶する母。
時間差で再びロビーに舞い戻ってみれば、
父もさっさとマッサージに向かってしまっていた―。

これは偶然というか、
あり得る必然というべきか。
これだから、地元はある意味コワイねぇ。。。
posted by る・れくま at 23:16| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月04日

花とハリネズミ

僕が僕であるように。
僕が僕でいるために。
この身に棘を纏わせたんだ。
伸ばされる手を傷つけて、
かけられる声を撥ねつけて。
そうして、僕は僕を守ってきたんだ。

でもいつしか、
棘に傷ついた世界を見ると、
もっと僕は傷つくんだと知ったから。

ひとつ、背中に花を咲かせる。
僕のため、世界のためのミチシルベ。
今日から僕は、歩く花になる。


BGM:『歩く花』/THE BLUE HEARTS
posted by る・れくま at 15:22| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

座布団を探して

image/cirrocumulus-2005-11-05T19:00:37-1.jpg

注釈:
話がアレといえばアレなので、
とりあえず反転させておこうかな、と。


続きを読む
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2005年11月07日

聞耳と転寝

シャーペンが軽快に紙を走り、
程無くして、次の頁を捲る音。
時折、溜息をひとつと小休止。

机に向かう君の横で、
僕は特に何をするでなく。
猫みたいに丸くなって、
右耳で君の気配を追ってる。

ゆっくり頭上を過ぎる影。
優しく髪を撫でた手と、
肩に被さったあったかい毛布。

本当は気づいてるけど、
ありがとうって云いたいけど、
いまはもうすこし、このままで。

posted by る・れくま at 22:33| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月08日

葛藤の海

どちらも取りたい我儘を、
叶える術は何処にも無くて。
あちらを取ればこちらが立たず。
葛藤の海でひとり溺れる二者択一。

どっちにしよう?

そう言葉にした時点で、
自分はどちらをとるべきか、
もう決まっているんだけどね。
posted by る・れくま at 23:04| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

余裕という理想

看護とは何ぞやというお題には、
理論家を名乗る人々が、立派な言葉を残している。
まぁ一人前にはまだ足りないあたしにとっては、
看護とは感心であり愛である以前に、
生きることの“余裕”から生まれているなぁと。

いつでもフル稼働の人から見れば、
怠けている、といえばそうかもしれない。
実際、生来の気質を今更どうこうするのも難しく、
敢えて自分をがんばらせようとも思わない。
全速力で走りきった過去を省みれば、
今は少しゆとりを持つことに意識が向く。
張り詰めた糸は、少しのチカラで切れてしまうから。

周りには多少はがんばってる姿勢で。
だけど、“頑張る”なんて見事にあたしらしくない。
ちょっと大変そうな顔をしながら、
自分のチカラの60%くらいで稼動する。
できればいい。できたらすごい。そんな理想。
posted by る・れくま at 22:17| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

硝子箱の一節

時計売り場に並ぶスベテの針が、
無慈悲にも12の刻を指していたから、
君が帰らなくてはならない時間だと知り、
僕はもう一度、君を抱きしめたんだ。



(ネタ帳:2002.10.7より一部抜粋)

posted by る・れくま at 23:17| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月11日

うんざーり。

めんどくさいな、うんざーり。
あとでいいだろ、うんざーり。
またうるさいな、うんざーり。

そんなココロの声が聞こえたら尚のこと。
いつもの3割増に、仮面をきっちり厚く塗れ。
posted by る・れくま at 16:34| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月12日

笑い死に注意。

脇の下、背中、首の回り。
くすぐりに弱い方とは自覚するけれど、
別にひどいくすぐったがりだ、とは思わない。
なのに、何故か、どうしてか。
さっきまでのあたしはどうかしてた。

頭をなでていたかの人の手指が、
戯れに頭皮をテケテケと歩き始める。
人差し指と中指の二足歩行は、
まるで生き物が這っているかのよう。
初めは何とも無かったそれが、
ぞわぞわと脊椎を逆流する感触になり、
ついには全身の皮膚が感作状態にまで陥る。

もうそこからは、見るに堪えない有様。
触れられれば悲鳴のような泣き笑いになり、
その様子が面白いのか、かの人は指を歩かせる。
あたしは馬鹿笑いを早く止めて欲しいのに、
笑っているだけに、あまり真剣味が無いのも事実。

ようやくやっと波が沈静化した後、
あまりにも悔しいので、同じようにしてやった。
頭を逆撫でするように指で歩いてみると、
初めはケロリとしていたかの人も、
次第にあの恐怖の笑いの渦に嵌ったらしい。
呼吸困難になりかけ、止めてと言いながら笑っている。

何なんだろう、この恐ろしい技は。。。
冗談だと思ってみんなも試してみればいいさ。うん。
ワライダケで死ぬ人が出るのも頷ける。
あたしは、こんなんで死ぬかと思った。本当に。
posted by る・れくま at 21:04| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

服に着られる。

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来月に控えた友人の結婚式に向けて、
一張羅探しにデパート巡りをする休日。
何せこんな機会もハジメテなことで、
自分には何れがいいのかてんで分からず。
まずは好みの傾向を決めようかと、
向かう先は新宿高島屋、フォーマルコーナー。

服を選ぶ時は、とにかくたくさん見ること。
そして、恐れず怯まず着てみること。
これが我が服の師匠から体得した、唯一の教え。
服がハンガーに掛っている状態では、
これは似合いそうとか、そうでないとか、
言えるまでの入口にも来ていない。
特に、素材がドレスのようにふにゃふにゃしたものなら尚更、と。

まぁそんな御託はさておいて、
まずは店員さんのお勧めから試着開始。
袖を通し、おそるおそる鏡を見たら、
見事な服に“着られる”あたしが一人。
首から下とあってない違和感が滑稽。

青、ピンク、紺に水色、最後に朱。
華やかな色の多さもさることながら、
デザインや素材のバリエーションも豊富。
一人なら目移りして決めかねるところが、
同伴者の率直な感想も助言となり、最後はあっさり決定。
かの人に「これが似合ってるよ」と言われただけで、
着られっぱなしだったドレスが、少し柔順に見えてくる。

さて、ようやく選んだ一張羅だけど、
友人の結婚に華を添えられるかどうかねぇ。
それはたぶん、あたしがコイツを制するかにかかってる。

posted by る・れくま at 21:08| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月15日

表紙のそら似

image/cirrocumulus-2005-11-15T22:25:29-1.jpg

とある先輩が、話の序でに言っていた。
この本の表紙を見たら、あたしを思い出したんだ、と。
そんなことをふと思い出し、手にとる山積みの一番上。

キッパリ!

眼光鋭くニラミを効かせ、
力強くコブシを空高々とかざす。
もう一方は腰に添え、背筋を伸ばす。
いかにも、風呂上がりの牛乳に合いそうな姿勢。

って、いつもそういう奴に見えるんですかあたし。
うんまぁ、取りあえず元気が取り柄ってことで。
本の中身にもちょっと合わせて、
やや無理があるプラス解釈に向けてみたり。
ま、手にとるまでの経緯は置いといても、
これがなかなかイイコト言ってて、つい続きに目が進む。

立ち読みのたった5分間に、
行動するための助言を貰えるとはねぇ。
そら似のキッカケも、そんなに捨てたものじゃない。
posted by る・れくま at 22:25| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月16日

帰ってきた採血係

この頃、深夜といえばリーダーばかり。
怒涛の採血係に当たる機会も減ったなぁと、
そう思っていたら、呼ばれたようにやってきた。
明朝の採血、ざっと見ても13人はカタイ。
伝票控えが見るからに厚く積んであるし。うわー。

久々に腕が鳴るなぁ、とか言ってみて、
そもそも鳴らす腕が無かったことに気づく。
わざわざ明けに用事がある日に当たらんでもいいのに。
あぁそんなもんだよな、人生。
posted by る・れくま at 19:02| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月17日

過少過多

別段言葉を生まない一日と、
全てを語るには言葉が足りない一日。

さて、僕の今日はどちらだ?
posted by る・れくま at 23:05| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月18日

柿色の季節

image/cirrocumulus-2005-11-18T15:13:33-1.jpg

あたしの実家は、平たく言えば農家。
そのメインとも言えるのが、いま最盛期の柿の出荷。
現在あたしが住む祖父所有のアパートも、
元々は見事な柿畑だった土地であったりする。
そんな理由から、アパート名にも柿が呈してあるのは内輪の話。

この季節といえば、母屋は柿一色になる。
普段は物置になる蔵の床も、
柿の寝床として一面カーペット張り。
丁寧に並べられた柿の山は、
幼い頃から見慣れているのにも関わらず、
いつ見ても、溜め息が出るほど美しい。

さて、今年は例年とちょっと違う。
あたしが依頼者になって、とある場所へ柿を送る。
緊張しながら宛名シールに書いたのは、彼の実家の住所。
どうぞ喜んでくれますように。
posted by る・れくま at 15:13| ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月19日

松葉のあの人。

最近というもの、あたしは変に忙しい。
それもそのはず、行く先々で患者さんがあたしを待ち構えている。
あたしにしか出来ないらしい、とある技術を目当てに―。

「あれあれ、アレの人でしょあなた」
「〇〇さんの杖をアレしてあげたのよね」
「キレイにやってくれるってユウメイよ」


…はぁ?!(;゜Д゜)


あたしはアレの人であり、
〇〇さんの杖をアレしたらしく、
キレイにしてくれて有名なんだそうな。
一瞬、何の話題か分からず面食らいつつ、
ご婦人方の話から類推して、あぁアレかと思い出す。

松葉杖のカバー(バンダナ)の巻き方。
それも、脇が擦れて痛いという方に、
取りあえず下に綿を詰めてみましたよー、とかいう話。
そんな話を誰がどこで聞き付けたか、
頼む人が1人、2人から、一気に大部屋規模まで増える有り様。
噂の膨張率たるやおそろしいものだと密かに冷汗。

まぁいいんだけどさ。いいけどね。

posted by る・れくま at 23:59| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月20日

一歩前へ。

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ここにいてもいいけれど、
いまのままでも、いいのかな。
惰性とノルマで動く毎日。
変わらなくちゃ、変えなくちゃ。

そんな自分に気づいた最近。
取りあえず今日から、一歩前へ。
posted by る・れくま at 16:08| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月22日

過去の付箋紙

image/cirrocumulus-2005-11-22T23:51:55-1.jpg

前に此処へ来たのはいつ?
まだあたしの髪は長かった?
その頃、あたしは誰を見ていた?


気づいたら、もう何年も昔の話で。
クリスマスは恋人と一緒に、とか。
仲良く手をつないで歩きたい、とか。
そんなこと、考えもしなかった頃。

無駄にシャッターを切ってみては、
後で現像すら面倒になったフィルム。
順番待ちの間、手持ち無沙汰に揺らした手摺の鎖。
たぶん、そんなものしか見えていなかった頃。

微かな記憶も何処へやら。
隣の人に手を引かれるままに、
小走りで電飾の隙間を縫って行く。
かの人の足取りというのが、
歩き慣れた道順を行くようでいて、
幾度となくここを訪れていると知れる。

誰と来たのかなぁなんて、
分かってるから、あたしも敢えて聞かない。
分かってるのに、少しちりちりしたココロの底。

前に此処へ来たのはいつ?
まだあたしの髪は長かった?
その頃、あたしは誰を見ていた?


そんなのはもう昔のことと、
過去の付箋紙は取り去ったの。
あたしの思い出は、あなただけ。
posted by る・れくま at 23:51| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月23日

元気の鼓吹

僕はがんばってるから、
君もがんばれよっていうのは、
激励のようでいて、叱咤にも聞こえる。
がんばっている時に、何故か人は卑屈になる。

でも、君ががんばってるから、
僕もがんばろうかなっていうのは、
他ならぬ、僕自身による僕への声援だから。
そうだよな、そうだよねって。
素直な気持ちで、チカラを吹き込める気がする。

どうせなら。
がんばってと言葉をかけるより、
僕のがんばってる姿勢で、君を励ましたい。
posted by る・れくま at 23:13| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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