2005年06月01日

白と黒

君と僕とは別々の人だから、
君が黒だと云い、僕が白だと云う。
偶にはそんなこともある。

何処までも平行線の会話。
黒である君も君だと認めたいのに、
おかしなトコロで強情な僕は、
なかなか白を譲ろうとはしない。
妥協策に提案する灰色でさえ、
君の云う黒とは、根本的にずれている。

言葉しかない空間で、
仕舞いには感情的になって、
「もういいよ」って切り離して。
こんな最終手段はあるけど、
僕はまだ、君を諦めたくはないから。

“ごめんね”で仕切り直したら、
僕達がずれた場所まで、もう一度戻ろう。
君が黒で、僕が白だってちゃんと分かり合える。
そのどちらもが、二人のanswerになる。

僕と君には、きっとできると信じている。
posted by る・れくま at 11:51| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月02日

カレー総論とか。

image/cirrocumulus-2005-06-02T22:22:25-1.jpg

餅は餅屋と申せども、
カレーを食べるのにカレー屋には行くな。
どうせカレーを食べるのならば、
インド料理屋のカレーでなくては、と言う人あり。
そんなこだわりのある某氏に連れられ、
あたしは様々な店のカレーを胃袋に納めてきた。
食に対する意識は某氏に到底及ばぬものの、
今日はひとつ、あたしのカレー論を考えてみようかなぁと。


1.オーソドックスに、優るものはなし。

野菜やら豆など種類はあるものの、
カレーはやっぱりチキンがおいしい、と思う。
ヲトメのはまりがちな肉へのアンチヘルシー思考は、
この時ばかりは、ちょいとお留守番させとこう。


2.辛くなくても、カレー。

辛さを旨さと感じられるようにはなったけど、
別にカレーってのは、辛くなくてもおいしいもの。
むしろ、辛いカレーの方が少ないんじゃなかろうか。。。
辛さでカレーを嫌煙していた人には、目にもウロコの真実かも。


3.ナンと言われようと。

ナンを食べるのです、絶対に。
あたしがカレーをこれほど好きになったのは、
半分以上、あの焼きたてフカフカのナンのお陰だなぁと。
あのびっくりする大きさも、ナンの魅力のひとつ。
今日はナンとライスが半々のだったけれど、
やっぱりナンでなくてはと信念を再確認。


4.不可解に、味がある。

カレーってカレーのルーから作ると思ってたけど、
そもそもルーに何が入ってるかてんで解らない。
聞けば、その店ごと人ごとで、
スパイスの調合も違うっていうじゃありませんか。
何を入れたらこうなるかなんて、ちょいと考えた程度では解けない謎。
だからこそ、お金を出してでも食べに行っちゃう価値があるねぇ、と。

一週間前も一昨日も今日も食べたけど、
気付けばまた不思議と食べたくなるあの味。
そして、再びあたしはインド料理屋の入口をくぐるんだ。

posted by る・れくま at 22:22| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月03日

左腕の習慣

左腕の時計を気にする習慣は、
君の前では、もうやめにするから。

だから、いかないで。
もうちょっと、一緒にいて。
posted by る・れくま at 23:39| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月04日

女視線の酷評

とある男性看護師が、以前こう言っていた。
「きもちわるいって言われるのが、いちばんつらい」、と。
その時は、ひどい人もいるものだねぇと同情しつつ、
“きもちわるい”に傷つくオトコゴコロが理解できなかった。

性別の差は必ず存在する病院で、
看護師は性差なく仕事をするのが当たり前で。
それは、あたしも重々分かっていたつもりだったけど。
今日、本当にきもちわるいって思いました。。。ごめんなさい。

頭が痛いと言っていた、とある患者さん。
頭痛の原因が、肩こりにあると考えたらしい男性看護師。
その女性はやんわりと「いいです」って断ってたのに、
男に肩揉まれるのなんて!って拒絶気味の視線なのに、
ただの遠慮と勘違いしているのか、全然気づいてないよ!Σ( ̄△ ̄;)

これは本人に言うべきか、言わざるべきか。。。
「やりますよ」って、言うと同時に手を伸ばしてる。
そのにこやかな対応が、もう既にアレなんだと。
posted by る・れくま at 20:13| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月05日

白の渦

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あたしは、桜餅ならば葉の塩漬を、
カプチーノならば中身より泡を好む。そういう奴だ。

カフェなる茶飲み場でしか味わえないあのフワフワが、
なんと自宅でも簡単に出来るという話を耳にした。
材料は実に安上がりで、冷蔵庫にある牛乳1/4カップのみ。
そして今回の主役、“カプチーノメイカー”の登場となる。

このカプチーノメイカーを手に入れるまで、
あたしは様々な店のものと価格や機能を比較検討。
あまり種類もないだろうと思っていたのに、
探せばトータル5種類くらいで販売していた。
お値段は¥1200〜1800とバラツキあり、ちょっと出すのを躊躇うライン。
で、まだまだ安いのがあるんじゃないかと勘繰っていたら、
やっぱりあったか新宿の3COINSで¥315。
これなら壊れてもあんまし(・ε・)キニシナイ!…かなぁと。
で、実際にやってみたのが写真の通り。
牛乳は小量にして、30〜40秒温めてから泡立てるのがコツ。
みるみる白い渦が迫り立つので、油断してると大氾濫の予感。

たったこれだけの手間で、
味はお店に負けないフワフワ感が楽しめる。
機械の寿命も、あたしの興味もいつまでか分からないけど、
たまには趣向を変えた楽しみもいいものだなぁ。
posted by る・れくま at 23:29| 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月06日

おやすみなさい

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枕元の絵本、高級な寝具。
眠りを誘うお薬も要らない。

君が横にいる。
それだけであたしは、
最高の眠りを味わうことができるの。

posted by る・れくま at 14:38| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月07日

黒い獣

どうしようもない。
こんなに駄目な僕を見せているのに、
「一緒にいるから」と、云う君がいる。

そうして僕はまた、鏡をのぞき込む。
茶色に縁取られた闇の奥を睨み付けて、
君の声に耳を傾け、それと闘う勇気を補給する。



己に秘めたる黒い獣に、
決して負けないチカラが欲しい。
posted by る・れくま at 23:57| 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月08日

積み木崩し

これをやらなければ、あれはできない。
これよりも先に、あれをした方がいい。
これになると、あれもすることになる。

モノゴトの優先順位ってやつで仕分けても、
こうとばかりに、幾つも重なっちゃいそうな場合。
一枚ずつミルフィーユを崩すような正攻法はさて置いて、
まっすぐに突き刺したフォークの先端で、
大きくまっぷたつにしたら、その口に運んでしまおう。
今という時間で分けられた切り口には
上に見えていた問題も、ずっと日を浴びなかった底辺も、
全てが整列して、スタートラインに並んでいる。

そして、それから、そうすると。
きっと自分にとって、本当に必要なことが見えてくる。
posted by る・れくま at 23:58| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月10日

半分の冷静

昨晩は、異動になった上司の歓送迎会。
久方振りに、勤務者以外は全員集合の面子が並ぶ。
あたしを含む数名は当日もふつーに勤務して、
それからの参加なので、疲労もテンションも峠越え。

飲み放題だからと、空けばすぐに酌まれるグラス。
いつもは厳しい先輩同僚が良い感じに壊れていくのを、
同じように酔った顔をしつつ、あたしは冷静に見ている。
やっぱり、あたしの酒精に強い酵素は今も健在らしい。
他人様の前では、酔っても壊れても、半分の余裕は常に確保。

で、そんなこんなでお家に着いたまではいいとして。
さてどうしてあたしはこんな早朝に更新してるのかなぁとか、
後で電話をすると言って切ったその後はどうしたかなぁとか、
こんな有様で果たして冷静かと思うアタマは、おかしいほど冴えている。

さーて、ちょっと眠ってまたお仕事がんばろー。
posted by る・れくま at 04:40| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月11日

ふたりだけ。

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観覧車で立ち上がったまま、
君の鼓動を左耳で受け止めて。
まるで、夜景に飾られた空の中、
君とあたしだけが浮かんでいる錯覚。

この世の最小単位。
世界にただ、ふたりだけ。
posted by る・れくま at 23:55| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月12日

異邦の2日間

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誰にも言わず、こっそりと。
誰もあたしを知らない土地へ。
目が覚めたらそこは、ネオンの街でした―。

と、文学作品的冒頭をパクりつつこんばんは、る・れくまです。
突然ですが、只今大阪にいます。

飛行機で羽田からたったと言うか、長いと言うかの小一時間。
さも近所に豆腐を買いに行くように、ひょいと出掛けてきちゃったり。
月曜日からはふつーにお仕事があるので、
つまりえぇと土日1泊2日のプチ旅行という訳で。

1年半前に卒業旅行で行った大阪なのに、
実質半日程度の時間を巡っただけなのに、
自分の知る大阪がほんの一部だったことを実感。。。

この目が覚めたら、
またひとつ、思い出の更新。
posted by る・れくま at 01:33| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鉄板にDJ

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そもそも、今回大阪に来ることになったきっかけが、
“関西のお好み焼きはふつーお店で焼いてくれる”という話に遡る。
あたしの記憶では、お好み焼きはセルフで焼くもので、
たまにお店の人がやってくれる程度だと思っていた。
それが、大阪ではお店のこだわりがあって店側が焼くらしい。
そんな訳で、関東の一般的なお好み焼き屋はだめだと切り捨てる某氏に、
あたしは皆でワイワイ言いながら焼くのもいいじゃない、と反論。
実は、このネタだけで数時間アツク論争してた。しかも真夜中に。
その真偽はいかに。思い立ったが吉日と、
遠路はるばる西の地まで飛んで来たという顛末。

で、食べましたとも。関西のお好み焼き。
焼いてるとこも、かぶりつきで見させていただきましたとも。


……
………

………ガ━━(゜Д゜;)━━ン!!


完敗です参りましたゴメンナサイ。
あたしがお好み焼きを語るにゃ100年早いよブルブル((((((;゜д゜))))))

焼けた鉄板の上に、手際良く積まれていく具材。
丸く形整しつつ、丁度いい焼き色・焼き加減に仕上げる。しかも、いくつも同時平行で。
まるで、DJが華麗にディスクを操っているみたい。

あの技術に、あのおいしさに、
お金を払う価値はあるね。うん。
あたしの価値観を一新してくれた某氏に感謝。
posted by る・れくま at 08:50| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月14日

苦と楽

疲労の為すがまま、目蓋を閉じたら朝になり。
大阪から帰ってきて、まるまる1日が経過している。
つまり、あの人が隣に居ない時間が24時間、ということ。

楽しい時間はあっという間に過ぎて、
その次には楽しくない時間がやってくる。
前が楽しかったから、楽しくないと感じるのか。
別にそういう訳でもないだろうに、
いつも以上につらいような気もした月曜日。

かといって、
楽しい時間の分だけ今をがんばれるかというと、
そのまま和と差になるものでもないらしい。
単純に思い込んでチカラを注げた頃の方が、
ある意味、楽な思考回路だったのかもしれない。

楽しいこと、つらいことは別腹。
遊ぶために消費した時間を、
その代償としての疲労と余裕の削減を、
後悔のネタにしたりすることはないから。

あたしの毎日、思い立ったが吉日生活。
“やりたいこと”のまま、かさぶたにしないで。
posted by る・れくま at 04:28| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

休息不器用。

職場以外で、職場の人と会うのが好きじゃない。
はっきり言えば、嫌い、ということに分類される。
今日みたく仕事の一環としての病棟会ならともかく、
他でも付き合いを持ちたい人など、一握りいるかいないか。

“みんなでスポーツしよう”だとか、
“河原でバーベキューしましょう”だとか、
わんさと張られた掲示板が視界に入っても、無視。
一見して楽しそうなお誘いが並んでいても、無視。
勝手にしてくれだなんて、思っても呟かない。
付き合い悪い奴だなぁと思われない程度に、
行きたいけど駄目な感じを醸しだし、速攻で断る。

休日に職場から電話一本が来ただけで、
一気にプライヴェート気分が冷めるあたしのこと。
何故に貴重なお休みを消費してまで、
職場の連中と顔を突き合わせなきゃならんのか、と。
以前に比べ(多少は)人に合わせることを知ったあたしでも、
仕事とそれ以外との間には、まだまだ深い溝があるらしい。

何処でも寝られる、いつでも休める性質なのに、
仕事のことを全部忘れてのびのびする時間なんて、
何処かに高飛びするか、辞めない限りは訪れないのか。
休むことに、意外なほどに不器用なこの性格。
もうちょっと、仕事を好きになれたらいいのになぁ。。。
posted by る・れくま at 21:35| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

先人の芋掘り

『先人に学べ』という言葉で示さずとも、
答えを知っている人は、すぐに答えを教えたがる。

でもそれは、あたしの見つけた答えじゃない。
あなたが見つけた答えでも、あたしの答えとは限らない。
泥まみれになって地中の芋を探り当てたいのに、
芋はここに埋まっているぞと、わざわざ知らせるお節介。

一度目は、ただ黙ってやらせておくれ。
二度目は、泥に汚れない方法を知り、あなたの気持ちも分かる頃。
posted by る・れくま at 00:37| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月18日

瞳の住人

見下ろす二つの瞳に、二人のあたし。
見たこともないような顔で、笑ってる。

君が嬉しそうに目を細めると、
瞳の中で窮屈そうにしながら、笑ってる。

そうして、このまま。
君の目に住み着いてしまえればいいのに。
ずっと、ずっと、一緒にいられればいいのに。
posted by る・れくま at 14:59| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月19日

白線過迄

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ひとりで踏み切るならば、
後ろを振り向くんじゃないよ。

ふたりで飛び越すならば、
隣人の鼓動に相槌を打つんだよ。
posted by る・れくま at 23:47| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

素戻りの化粧

誰に会うでもない日に、わざわざフルメイク。
持てる限りの技術を費やし、この見飽きた顔を過剰に飾る。
否、飾るというより、仮装の部類に入る気もする。

どうなろうと文句は言わない。
打って付けの専属モデルが、ここに一人。
母譲りの長い睫毛に、黒目がちの眼。
ごてごてにマスカラで量を増やし、
上下を縁取りなぞすれば、無駄な眼力強化。
瞼にきらめく影を這わせれば、
歌舞伎役者もびっくりのクマドリ完成。

普段手入れさえサボりがちな眉は、
切って、抜いて、描いての三段耕地整備。
期待外れの猛々しき眉が、逆ハの字に曲がる。

いつもより念入りに、いつもより手間をかけ。
だから多少なりともマシになるかというと、そうでもない。
寧ろ悪化の一路を辿るこの顛末を、
あたしは何度となくやらかしている。
でも、たまに発作的にやりたくなる奇行。

ほらな。だから、素顔がいいって。
最後に苦笑混じりに呟いたなら、
素のあたしを、もっと好きになる。
posted by る・れくま at 18:05| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月21日

連想の鎖

あの話なら、あの人にしようかな、とか。
このテの話は、あの人が詳しいからなぁ、とか。
人は無意識のうちに、話題の先を連想別に振り分けている。

魚の話題になれば、実家が魚屋の先輩を呼び止め、
電車の話題になれば、電車好きの従兄弟を思い出し、
ペットの話題になれば、文鳥屋敷に住む知人に連絡する。
この話題にはこの人と、決めている訳でもないのに、
あたしの連想に招集される人は、いつもいつでも同じ顔ぶれ。

鎖がつながるうちは、まだいいさ。
例えば、連想に行き着く者がいなくなると、
その存在が此処に居ない現実を反芻することより、
切れた鎖を見る度に、ずっと悲しい気分になるものだから。

カルカンの缶が安いのに、食べる猫がいない。
モードのお洋服を見たのに、貴方の意見が聞けない、って。
また誰かが悲しい連想に嘆息することのないように、
君の前を歩くその足首には、しっかりと鎖を結んでおくんだよ。
posted by る・れくま at 23:20| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月23日

父親の耳栓

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水無月と言えば、大地も湿る梅雨の頃。
Juneと聞けば、ヲトメ的思考ではJuneBride。

久々に帰った実家に入り浸ってみては、
母と娘、食休みを兼ねて旬の話題に花を咲かせる。
「そうそう、あの人結婚するらしいよ」と知人の吉報を知れば、
は〜んふ〜んへぇ〜そうなんだ〜となまくらの相槌を打つ。
何故こんなジメジメした6月に結婚するのかねぇと、
外国の習慣を日本でもやってみちゃいました的違和感に疑問。
仏教徒で、ローマ神話を取り入れつつ、教会で結婚式とか。
八百万の神が集まるから、異国の神にも寛大なのか。

さっさと先に食事を終えた父と言えば、
この手の話題となると、そそくさとリビングに引っ込む。
でも、耳はしっかりこちらを向いている。間違いない。
何気なく母に、結婚準備にどれくらいかかったかを聞けば、
母は母で、ご丁寧にも話題を父にも振り直してくれる。

母:「あなた。結婚を決めたのって、7月だったわよねぇ?」

父:「・・・は。覚えてないよそんなの。ああ肩が痛い痛い」

母:「いやいや確か6月くらいには決まって、7月に結納で」

父:「薬を飲まなきゃな。お茶を持って、さー寝るぞねるぞ」

必要最小限の応答で話題から逃げたな、父よ。
ていうか、自分の実況中継はしなくてもいいから、父よ。
父がいなくなった足音に耳を立てつつ、母と目配せ。
聞きたくないんだねって呟いたら、「ホントねぇ」と母も苦笑。
たぶんどんな素敵な人を連れてきたって、うんと言わない。
でも、あの人はあたしの決めたことに反対もしないのだろう。
自分で決めて、自分で動く。そういうように、育ててきたからだ。

分かり易い挙動に、聞こえない振りの耳栓。
これが世の中の父親っていうものなんですかねぇ。。。
posted by る・れくま at 07:33| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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