2005年01月01日

あなたの空は、何色ですか?

来る年を迎えるというのに何ひとつ片付かない家で、
せめて身体くらいは清めておくかと入った風呂で寝入り、
カウントダウン9秒前に半裸でテレビに辿り着いたる・れくまです。

あけましておめでとうございます、と。
大切な人に、いちばん初めに言ってもらえるシアワセを、
奇跡と呼んでもいいかなぁと、凍えた蜜柑に許可を求めてみたりします。

今までも、そしてこれからも。
怒涛の変化が押し寄せた過去を、思い出すままに書き留めたり。
息をするように恋をしたり、アタリマエのようにシアワセを呟いたり。
まだ何の失敗もない白い未来を、在るがままに染めていこうと思うのです。


これからのあなたの空が、
今日も明日も、素敵な色に輝きますように。。。



++Mackerel Sky++を、これからもどうぞよろしくお願いします。
posted by る・れくま at 20:06| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

矢鱈に、初。

正月早々…というくだりで始めたくなる、
なすたまらしく、いかにも分っかりやすいこの展開。

お正月はどうお過ごしですか?などと聞かれれば、
えぇ朝からふつーに勤務でございますので、
初検温に初清拭を済ませてまいりました、と。
しかも、深夜入りにして夜勤初リーダーですよ、と。
矢鱈に乱舞している“初”に、ちょっぴりウンザリ気味のあたし。

まぁそうは言っても一年に一度の正月なので、
多数が外泊している病棟は、何部屋が閉鎖されちゃう勢い。
なすたまが初リーダーを経験するにはもってこいのコンディションだと、
誰が言ったか知らないが、さも当然のように書かれた鉛筆書きのリーダー印。
何はともあれ、とにかくやってみるしかない。

往路が凍結していないことを祈りつつ、
30分後に控える出陣に備えて、さてコーヒーでも飲もうかなぁ。
posted by る・れくま at 22:55| ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月03日

いつかのポチ袋

あたしの正月における大イベントと言えば、お年玉。
などと、ポケット開いていらっしゃいませと言えたのも去年まで。
就職した今年となれば、戴く側から渡す側へ。
180度気分も立場も変わったイベントを、複雑な気分で迎える三箇日。

年少のイトコにも渡すべきなのかどうかと考えては、
奴らからのキャッシュバックは今後一切望めないと割り切り、
例年のように親に任せて放っておいたので、今年のところはまぁいい。
仕事の合間に人に聞けば、イトコの子どもあたりにはあげているという回答。
とりあえず母・ゴムヨ(仮)に相談してみれば、
「気持ちがあるならあげれば?」と、どーでもいい風に流された。

そんな母こそ、今は長年続けた仕事を辞め、
生まれてから初めて専業主婦なるものにおさまる日々を過ごしている。
「そんなら私が貰うわよ〜♪」と冗談半分に言っていたのを思い出し、
あたしは親戚の子どもを差し置いて、彼女へのお年玉を用意することにした。

子どもが母親にお年玉を渡す、という、
一見逆転したような行動を起こしたのには理由がある。
母は毎年、幼少時に貰ったお年玉を横から搾取するでなく、
あたし名義の定期預金に全額振り込んでおいてくれたのだった。
コツコツ貯めたそのお金があってこそ、高校卒業前に運転免許を取れた訳で。
その母の行動を思えば、これくらいの親孝行はしてもいいだろう、と思う。

でも、突然思いついた行動だけに、ちょっとした落とし穴。
渡すのはいいとして、あの入れ物がない。
剥き出しも何やら味気ないしなぁと代わりの封筒か何かを探すと、
一つだけ手元に残されていた、いつか貰ったポチ袋。
今度は母への感謝の気持ちを込めつつ、新たにお年玉を包むのも感慨深い。

使い回しはどうとか細かく考えるような母ではないだろうけど、
来年はちゃんと、新しいポチ袋を準備しておこう。
posted by る・れくま at 15:01| ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月04日

えりまき。

image/cirrocumulus-2005-01-04T20:37:03-1.jpg

シアワセをこの両手で編み上げて、
冬の街を走る君の肩に巻きついて。

ずっと、君を温めてあげるから。
posted by る・れくま at 20:37| ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月06日

横顔の時間

街を並んで歩く君。
ごしごしと頭を洗う君。
ディスプレイとにらめっこする君。

もうちょっとその横顔に見惚れていたいのに、
ほらきっと3秒後にはこちらを向いて。



あたしの大好きなやさしい目で、笑うの。
posted by る・れくま at 23:28| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月07日

臨月に願う

昨年の暮れに産休に入った先輩が、
大きなお腹を抱えながら病棟にやってくる金曜日。

「ご利益だからね」と、引き寄せられた手に触れる。
ゴム鞠よりも格段に張りの強い、けれども優しく暖かい、何か。
そこには確かに、もうひとつの命が息衝いているのが分かる。

ぬくもりの移った手をこっそりお腹に当ててみれば、
「せめて5年働いてからね」と、別の先輩が笑いながらも釘をさす。
そんなの授かった時がその時ですからねぇと呟いては、
今はまだ応えはしないあたしの分身に、そっとご利益を翳す。

もしも、近い未来に出会うとしても。
ちょっと遠回りした未来でも。
きっとこの世界で、あなたを見つけだせますように。
posted by る・れくま at 23:58| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月08日

目からウロコ。

image/cirrocumulus-2005-01-08T15:47:51-1.jpg

年末の忙しい最中、右目のコンタクトが突然割れてしまった。
確か前に割れたのも、2年前の同じくらい時期。
寿命や使用頻度も考えて、今度はソフトの使い捨てを勧められた。

諸々の検診を受けたりして、ちょうど一時間ぽっち。
今までがハードだったので、この使用感の軽さに感激。
その上、在庫があるというので、すぐ持って帰れるというのにも驚き。

一体今までの苦労は何だったのかと、
目に収まるウロコに愚痴をひとつ。

あぁ、クリアービュー。。。
posted by る・れくま at 15:47| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月09日

フレンチトースト。

ちいさいタマゴをふたつ、
銀色の湖に仲良く浮かべるの。

いつもよりヒトサジ多めの粉雪に、
ミルクの雨をたっぷり降らせるの。

まぜて、といて、一緒になったら、
あたしは黄色の水面にダイブする。

そしたら。
そしたら。

君の熱で溶かしたバターで、
裏も表もキツネイロに焼いて。

posted by る・れくま at 12:03| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月10日

天国と地獄

image/cirrocumulus-2005-01-10T15:53:54-1.jpg

この素晴らしい景色の中で、
白い大地にひとすじの跡を残す。
天にも昇る快感を得たその数時間後、
まさか、このあたしにこんな災難が振りかかろうとは。。。


で、見事に転んで膝痛めました。
痛くて動けず、生まれて初めてスノーモービルに引かれました。

スキー場近くの診療所に向かい、お昼時間なので待つこと小一時間。
運んでくれたお兄さん(でもれっきとした医師らしい)が、
「たぶん折れてはいないよ」などと軽く言ってのけた。
そうじゃないといいなぁと唱えつつ、
たぶん半月板損傷か何かか、と自己診断。
頭の片隅で明らかに痛すぎる膝に、一抹の不安を覚えながら…。


で、レントゲン取って診断受けました。
はい、脛骨高原骨折。残念っ。


自分で見たって明らかな白い亀裂が忌々しい。
腐っても整形病棟のなすたまやってるあたしなので、
医師と雑談がてらに紹介状を書いてもらう。
とりあえず薬を貰って、これから病院に直行中。

どこかって?
ええ。そりゃ、もろ職場です。
病棟に連絡して、入院の手筈はばっちりです、と。



もう泣いていられない。
みんな、みんな、ごめんなさい。

posted by る・れくま at 15:53| ☀| Comment(8) | TrackBack(1) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月11日

なすたま入院生活(初日)

ミイラ取りがミイラになる。
同義にして“整形茄子が骨折する”を掲げてみたい今日この頃。

昨日の8時過ぎに病院…つまりマイ職場に到着したあたしは、
心配と苦笑を合わせたような先輩に出迎えられたのでした。

で、来て早々に先輩がにこやかに手渡した紙一枚。
それは、お仕事で見慣れたアナムネ用紙。
えぇ、つまり、自分のアナムネは自分でねvと言う訳。
まさか、自分のアナムネをとることになるとは…( ̄□ ̄;)
なすたまであるあたしを、この時ばかりはフクザツに思ったり。

しかも、プラン(看護計画)まで既に出来ており、
後は清潔ケアを希望で調整してくれる、と。
「顔まだ洗ってないでしょ」と、
先輩に手渡されたタオルは、いつも自分が配っているもの。
なのに、どうしてだろう。。。
あたしは何故かその温かさに涙が出そうになっていた。

先に連絡しておいたお陰で、
顔見知りのK医師が程無くして処置に現れた。
「手術かなぁ…イヤだよなぁ?」と呟く先生に、
なるべくなら…と答えるあたし。
普段はのほほんと軽いノリのK先生も、
レントゲンとあたしの膝を見比べ、しばし考え込んでいた。
その時間の長いこと長いこと。。ようやく口を開いたK先生は、
「じゃあ整復してみよう」と明るく言い放った。

今ですか?と聞けば、今だと答える。
繰り返すようですが、今は既に消灯を回っておりますよ先生。
そんな呟きは胸にしまい、
薄暗く寒いレントゲン室でグイグイ整復されて〜の、
爪先だけ残してほぼ全体ギブス固定されて〜の、
いきなり整形外科のオードブルが登場といった感じ。

そんなこんなで過ぎた入院初日。
枕元でこっそりメールを書きながら、
一滴が頬を伝ったのは、安堵のためか悔し涙か。
そうして、ふと子犬のようなあの瞳を思ったら、
もう涙がとめどなく溢れて、
気付いたら、朝はすぐそこだった。
posted by る・れくま at 21:03| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月12日

なすたま入院生活(2日目)

さて、入院翌日のハジメテのお仕事は採血。
まさかあたしがやる訳でなく、今度は刺される側専門。
細くて見えない茄子泣かせの血管に、
とある先輩は3回刺しても採れなかったり。
そんな訳で、朝からお互いごめんなさいの連発。。。

昼間ともなれば人通りも多く、
ちらほらと顔見知りの患者さんに見つかっては、
延々と同じ事情説明をするの繰り返し。
「それは災難だわね〜」と、痛々しく言う人あり。
「ほら言ったじゃないか〜」と、たしなめる人あり。
反応はそれぞれでも、皆が心配してくれているのが分かる。
だから、今度は同じ患者ですからと、
宜しくお願いしますと言っては笑ってみた。

「でも、凹むよなぁ…」と、職場入院経験のある先輩は言った。
まさにその言葉の通り、一人になると途端に泣けてくる。
そんなあたしを知ってか知らずか、
先輩の誰一人としてあたしを責めはしなかったのが救い。

そんなこんなで、ハナバナしく始まった入院生活。
朝のレントゲンでは整復後にずれた様子もなく、
このまま保存療法にしようという治療方針になった。
つまり、手術はしなくていいと。
で、ギブス固定1ヶ月。
「外したとき、きっと毛がすごいよ〜」と、
ヲトメに嫌なことを言うK先生。
というのも、あたしのような場合本来なら即手術の適応で、
ワザワザ整復なんぞはしないのだという。
「俺ってカンペキじゃん」と、自画自賛の勢いで喜ぶ先生は、
医師というより、パズルを完成させた子どものような感じだった。

で、後はその合間に入院手続きとか、
PT訓練室に車椅子を借りに行ったりとか、
なかなかこれでハードだった。
車椅子の扱いは初めての割に、
看護学生時代に遊んで鍛えた車輪さばきが役に立った。

でも、一挙一動におかしいほど時間がかってしまう。
ただ、この物を持って運ぶというだけなのに、
普段は考えなかった何段階もの動作が必要になる。
確かに大変だけど、あたしにとっては全てが新しく興味津々。
身を持って患者の辛さが分かるというのも、
なかなかこれで悪くはない経験なのかも。

で、昨日はいきなりにして、訪問者も多い日だったなぁと。
昼過ぎには両親が、また夕方には突然友人達が訪ねてきたり。
メールで連絡はしていたけど、まさか来るとは夢にも思わず。。。
弱りきったココロのせいか、
ずらりと並んだ仲間を見た時は思わず泣いてしまったり。

そして、いちばん会いたかった人も、忙しい中飛んで来てくれた。
いま、目の前に、あの人がいる。
ただそれだけで、もう何もいらないと思えた。
緩む涙腺に力を入れてもこらえられず、
またしても涙を見せる羽目になったけど。

彼は暇つぶしにとたくさんの本と、カルディで買ったお菓子、
その上、彼は毎日愛用してるiPod(アイコちゃん)を、
お見舞いにと置いていってくれた。
そして、何より大切な気持ちも。。。

“転んだってタダでは起きない”
うん。あたしはきっと、だいじょうぶ。
さぁ今日はどんな日にしよう?
posted by る・れくま at 07:31| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なすたま入院生活(3日目)

image/cirrocumulus-2005-01-12T21:33:31-1.jpg

ギブスの足先からこんばんは。る・れくまです。
この度の入院にあたり、多くの方々にご心配をおかけし、
あたたかいお言葉をいただきました。
この場をもって、ささやかながらお礼申し上げますm(._.)m


さて、入院3日目となる今日。
足以外はハナマル元気印のあたしは、
なにはともあれ、身を清めることから始めることにした。
なにせ1ヶ月は入浴不可なため、
限られた方法で清潔を維持しなければならない。
で、この病棟の基本保清プランから言えば、1回/日のタオル清拭のみ。
これでは、ヲトメの清潔ニードなんぞ満たされるはずもない。
でも、もう手一杯のところでスタッフが動いてることも、
あたしは痛いほど分かっていた。
ならば…と考えたついたのが、
あたしが自分に最高の看護を提供する、ということ。
あたしなりに、自分の出来る範囲を考えたプランの一部がこれ。

◇洗髪
ナントカ洗面所で洗えたので、
今まで通りに1回/日の予定としてみる。
濡れるついでに、洗顔も一緒にしよっかな、と。

◇清拭 ※注:体を拭くことです。
@夕方に配られるタオルで清拭。
(基本清拭プラン)

A洗面器に湯を汲んで部屋まで運び、
アカスリ+タオルで石鹸清拭をしてみる。
(自己清拭プラン)

今日はオタメシに上半身のみに留めたけど、
これがナカナカ効果的かもしれない。
洗面器に浮かぶ垢を見ては、日々汚れが溜るなぁと痛感しつつ、
石鹸の香りになった腕がなんだか嬉しかったり。
あとは、数日毎に健側の足浴でもやればカンペキか。
これなら、とりあえずヲトメの危機は緩和できるかなぁと思案中。

とまぁ、そんな事をやったり、病棟業務のボランティアをやったりで、
入院してるのに実はあまりのんびりしてない気もする。
ま、これもリハビリだと思い、
明日もまた、“やってやれそうなこと”を探してみよう。
posted by る・れくま at 21:33| ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月13日

帰り道の色

事故のお陰で、5分発車が延びた執行猶予。
こんなことなら、もうひとつくらい事故が起ってしまえなどと、
物騒な考えは胸にしまう。

こんな間ができた時は、いつも。
君が捨てられた子犬のような目で、
あたしの頬を痛いほどに射抜くのを知ってる。
だから、あたしは君を直視しないように視線を泳がせては、
中吊り広告のお姉さんと目があったりする。

気付いたら、ほとほと。
知らぬ間に頬を滑った一滴を境に、
君がまだ横にいるのに止まらなくなる。
「あと一駅いるからね」と苦笑する声に、
冗談で応戦する方法も忘れてしまったみたい。
コンタクトを潤す為だと強がりを言ってみれば、
もう君の降りる駅のホームが、片足を捕まえていた。

しばらく会えなくなるね、なんて云わないでよ。
その声が誘う滴で、君の姿を見落としそうだよ。

そうして顔を上げたら、
君のちいさく振った手を、最後の笑顔を、
街と電車の狭間が食べてしまった。

どうして、こんなに涙が出るんだろうなぁ。。。
君がいない帰り道は、
いつもナミダイロに染まるよ。

posted by る・れくま at 17:01| ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なすたま入院生活(4日目)

できることと、できないこと。
したいことと、するべきこと。
あたしは今日一日、
この区別について延々と考えてみた。

本日の病棟は、朝からバタバタ駆け回っての大忙し。
というのも、オペが3件ギッシリに加えて、
その前の日あたりからの患者さんのケアも増えるため。
本来なら休暇を終え、今日から日勤→夜勤入りの予定だったあたしは、
前々からそんな予測を立てていた。

なので、こんな身になっても何ができることはないかと、
なすたまの習性か、患者なのにじっとしていられないあたし。
だから、せめてお茶の準備くらいはと思い、
こっそり時間を見計らって準備を始めてみた。
そもそも、朝のお茶まで夜勤スタッフが準備するのは、
仕事量からは無理があると常々思っていたから尚更のこと。
とにかくやってみれば、
やかんに湯を注ぐくらいならナントカなるのも分かり、
調子に乗って全部準備してしまった。

で、我が侭ついでに朝の申し送りも聞いてもいいなら、
入院しながらにして情報も新しくしていける。
この時のあたしは患者でありながら患者でない、
立場の切り替えに混乱していたのかもしれない。

そんなあたしを見かねてか、
先手打って師長から釘を刺された。
お茶は火傷でもしたら責任に関わるから、
カンファレンスでやらせないことに決まったと。
とりあえずおしぼり作りと、
他は頼んだことだけやって頂戴、と。

申し送りの件にしても別に聞くのは構わないが、
区別が混乱するし、気が休まらないのではと良い返事は得られず。
一瞬はしょぼーん…(´・ω・`)としたものの、
そこはすぐ気持ちを切り替えて、
それならお言葉に甘えさせていただきます、とにこやかに応答。
そそくさとステーションを後にした。

本音では、何もできないことが悔しくて。
でも一方では、舌を出して喜びたい気持ちが入り混じってた。
考えようによっては、これはいい作戦だったのかも、と。

師長命令が下ったからには、
先輩はこれ以上雑務を頼みはしないだろうし、
その分堂々と自分の時間が使えるのだから。
逆にアイツは暇そうだからと、
後からアレコレと押し付けられるよりはずっといい。

で、ようやくあたしは自分の時間と、
“お仕事”を区別し始めることにした。
…という訳で、
明日は“お仕事“とリハビリについて書こうかなぁと思案中。
posted by る・れくま at 22:16| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月15日

なすたま入院生活(5日目)

※注釈:この記事は昨日書いたものですが、
しっかりアップし忘れて寝ました。。。がぃーん( ̄□ ̄;)


基本的なあたしの“お仕事”とは、
毎日のタオルたたみと、清拭用のおしぼり作り。
後は師長がここ毎日持ってくる、
インデックスのシール貼りや、カルテ整理などの雑務。

こんな内職をせこせこやっていると、
患者さんが口々に声を掛けてくる。
患者なのに働かされて気の毒だなぁ、とか。
ちゃんとお給料貰えてるの、とか。

まぁあたしは基本的に見返りは期待しないタチなので、
実はこの雑務がお金になるかはまったく知らない。
でも、こき使われてるというのは体面上よろしくないので、
上肢のいいリハビリなんです〜と笑って返してみる。

その答えはあながち外れてもおらず、
車椅子の姿勢だと、おしぼり作りひとつにしても、
腹筋やら背筋やらを多用する動きになったりする。
何より“お仕事”をすることで生活にメリハリが出るし、
その上、みんなのためになるなら一石二鳥、と。

カルテ整理などは作業としては単純でも、
プライバシーに関わるから、そこらへんの人には任せられない。
だから、この場合にあたしの存在は打って付けだったと言える。


何がいいか悪いか、なんて、
過ぎ去った後になって分かることなんだ。
どーでもいいことなんて、ひとつもない。
やったらやっただけの意味と価値は、ちゃんと後からついてくる。
あたしは、ずっと前からそれを知っている。

だから今はただ、
この車輪を、あたしの時間を、
前に進めるだけ。
posted by る・れくま at 06:42| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

つながる気持ち

いってらっしゃい。
気を付けて。

あたしはひとり、窓の外を見て呟く。
そこには灰色の空しかなくても、たとえ、此処に君がいなくても。

気持ちだけはきっと伝わる、と。
自己暗示をかけた次の瞬間、
君がちいさいディスプレイからあたしを呼ぶから。

ほら、やっぱりつながってる。


BGM:『以心電信』/ORANGE RANGE
posted by る・れくま at 07:36| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なすたま入院生活(6日目)

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image/cirrocumulus-2005-01-15T18:50:43-2.jpg

これが、13日に撮った2回目のレントゲン。
右足を支える太い方の骨(脛骨)に、
くっきりした白い亀裂がご覧いただけるかと。
えぇ。誰が見ても明らかにバッキリいってますね…( ̄□ ̄;)

同日に撮影したCTの結果、
幸いにも単純な折れ方なので、手術はせずに済みそう、と。
しかも、経過が良ければ早めにリハビリを開始しようかと、
K先生がぼそりと呟いていたのを聞いた。
つまり、ギブスにとらわれる期間が短縮するかも…しれない。
まぁ実際、どうなるかは月曜日まで分からないのだけれど。

ぬか喜びとならないことを祈りつつ、
氷雨が打ち付ける窓に目を遣れば、
何故だか無性に泣きたくなった。
時計の針を見たら、いつもこのくらいの時間。
午後5時過ぎの、ふとした隙間。

昨日は、家から持ってきてもらった写真を見ていては、泣いた。
今日は、携帯で某ブログの記事をひっそり読み返して、泣いた。
たぶん、明日もまた泣くんだろう。

別段、悲しくも、痛くもない。
あたしがあたしてあるために。
周りから全く規定されない、ただの何かに戻るために。
posted by る・れくま at 18:50| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月16日

なすたま入院生活(7日目)

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写真は、名前募集中(笑)のあたしの愛車、ボードつき。
まぁ車椅子生活は不便で大変だ、というのが世の常識。
しかし、車椅子用の環境が整っていさえすれば、
車椅子はとても楽なものなんです、とあたしは提言したい。

腕の力も仕事で鍛えた筋肉をもってすれば、
大した努力も伴わずともスイスイ進んでくれる。
それは転じて、活動量も低いというコワイ現実を意味する。
こんな状況で骨折前と同じだけ食べていたら、
あっと言うまに横に広くなるのは想像に難くない。
入院生活で肥えちゃったわぁ〜なんぞ、
なすたまとして患者さんに面目が立たないじゃん…( ̄△ ̄;)

な・の・で…。
あたしは生まれて初めて、
食事制限なるものを自らに課すことに決めたのでした。

手始めに、入院3日目には食事変更を先生に依頼。
常食からエネルギー食に変わり、現在は1400kcal/日。
まぁ何が変わったかと言えば、単に主食の量が減る程度。
どうせ食べきれないで残すので、
この方が幾分か無駄にならなくていい、と。

おかずは広いお盆にこれっぽっちという量だけど、
あたしはさして少ないとは思わない。
ゆっくり咀嚼していれば、ちゃんとおなかは一杯になる。
味もそこそこで、栄養バランスは栄養士さんのお墨付き。
エネ食には、ときたまデザートがつく特典もあったりする。

そんな訳で、あたしは至って食事に不満はなく過ごしてる。
面会や患者さんから、度々差し入れのお菓子が舞い込むけど、
全て手を付けずに持って帰ってもらった。

この効果を知るため、今朝から日曜日に体重測定プランを追加。
もちろん、白い恋人(←笑)も込みの重さだけど。
さて、涙ぐましい(?)努力の結果はいかに。。。
体重計のデジタル表示をこわごわ見つめれば、
あたしの予想もしていない、8という数字が見える。
ギブスの2〜3s分を差し引いたとして、
あらまぁ…お正月で蓄えたのがようやく落ちたかしら。
密かににやりとしつつも、油断は大敵と深呼吸をひとつ。


ヲトメの戦いは、果てしなく続く。
posted by る・れくま at 13:32| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

月となる

月の欠けた闇あればこそ月。
無ければ月に非ず。

貴方に出会ってはじめて、
あたしはあたしになれた気がする。

posted by る・れくま at 18:04| ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年01月17日

救護区分。

名札の横に、赤い印。
もしもの時は、担いで運べ。

地震が来ても。
カミナリが来ても。
目の前のある存在が、
我が命を狙おうとも。

一人では逃げられぬ。
独りでは生きられぬ。

誰かを助けるどころか、
自分の身さえ満足に守れない。
それでもまだ、生を主張するか。
誰かのために、生きると言うか。

弱き者。
俎板の鯉。
鏡の中の泣き顔。

posted by る・れくま at 11:54| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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