2004年12月01日

親不知

成人の歯の総数は32本。
内訳は切歯8本、犬歯4本、小臼歯8本、大臼歯12本。
大臼歯のうちの第3大臼歯は、俗に言う親知らず。
英語ではWisdom Tooth。(知恵の歯)。

そんな奴が、あたしの口の中にも潜んでいる。
しかも、今回の震源地は上下同時で生えるから性質が悪い。
口腔内の右奥をそぉーっと舌で撫ぜてみれば、
咀嚼毎に擦り合わされて修復の暇も無い歯肉にしみてくる。
そんなことをやっている最中の顔は、知恵の欠片も見当たらない。
もうこれは、歯が伸びきるのを待つか。。。
歯科で歯肉を切ってもらうか、そのものを抜いてもらうかしかないのか。

表情を変える毎に、ホントはひりひりと痛かったり。
色々なこと、内緒にしてた訳じゃないけど、別に言うまでもないことが増えた。
世の中の親不知は、口の中に留まらず。
この程度のこと、あたしはあたしでケリをつけよう。
posted by る・れくま at 15:20| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月02日

僕に出来ること

「無理してない?」と、人に問われて、
だいじょうぶと答えるその顔は、明らかな作り笑顔で。

誰も見ていないときにふっと溜息を漏らし、
壁に凭れて目を瞑る姿が、白い闇に溶け込んでしまいそうで。


無理していると気づくための余裕は、とうの昔に捨ててしまったから。


いつも君は、スベテを背負い込む。いつも僕には、スベテが事後報告。
それを善しとする君の背中を、僕はただ見守るだけ。
posted by る・れくま at 08:55| ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月03日

またね。

ふとした疑問を抱いて、文字盤をたたく指が止まる。
どうしてあたしのメールの最後はいつも、“またね”なのか。
そして思い出したのは、あの人の言葉。

またね。
この言葉も好きだね。
次があるから。


この言葉で締めくくられたメールの日付は、付き合い始めて1ヶ月の冬。
ココロに刻んだあの人の言葉は、あたしの行先、時々ひょっこりと顔を出す。



今は、一緒に未来を歩みたい人に、この言葉を添えてみる。
posted by る・れくま at 19:32| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 足跡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自前のキモチ

貴方は飽きもせず、「好きだよ」と囁いてくれる。
あたしも照れながら、好きだよと返してみる。
芸が無いなぁと思いながら、同じ言葉を反復してる。

表面的には同じでも、ただ反復してる訳でなく。
貴方を想うこのキモチは、ちゃんと自前なのですから。
posted by る・れくま at 19:48| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

続・親不知

目下の厄介事になった、あたしの親不知さん。
奴が痛み出してからの数日間というもの、
仕事の合間に片付けてしまいたい雑務もはかどらず、
かといってすぐに歯科にもかかれない、悶々とした時間を過ごして来た。

今日はようやく仕事が休みなので、急遽近くの歯科を受診することに。
診察してもらったら、親不知そのものが伸びて痛いという訳でなく、
周りの歯肉が盛り上がったポケットの中で、急性炎症が起きてるらしい。
「これは痛いですよね〜」と暢気に返す臨時の女医は、遠慮なく患部をつつく。
いや、だから痛いってば、と言う言葉は喉の奥に飲み込むしかなく。
あぁそうだ前に女医に歯石取りの最中唇を支えてる筋切られて血だらけに。
嫌な思い出が頭を掠めて、だから女は嫌なんだとか、
脈絡の無い八つ当たりに飛びそうになる意識を抑えるのに必死。

とりあえず洗浄して、抗生物質の軟膏を歯肉のポケットに詰められた。
あとは抗生物質飲んで、急性炎症が治まれば抜いたほうがいいだろう、と。
痛み止めも出してくれると言うので、
どうせロキソニンあたりだろうと予想してたら、やっぱりそうかピンクの錠剤。
えぇと抗生物質はオラセフなんて聞いたことないなぁ…と見てみれば、
中身は小さい頃からお馴染みの銀色のグラクソさん。
彼らの活躍次第であたしの痛みが治まるのだから、せいぜい頑張って欲しい。

あの時、手鏡を渡されて見えたもの。
患部の悲惨な状況より、自分のマヌケな顔に唖然。
口を開けていると、どんな美人や賢人も公平に、
バカっぽく滑稽に見えること間違いなしだろうなぁ。。。
posted by る・れくま at 20:25| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月04日

問題解決過程。

つらいことが目の前にあるとき、
それが避けられないものだと思うから、嫌になる。
やりたくない、ここから逃げたいと、
できはしないことを知っていながら、悪足掻きする。

そんなことに貴重な時間とエネルギーを使うより、
あたしはいつも、どうやったら少しはマシになるか、楽になるかを考える。
そこまで前向きになれないってときは、
とりあえず、足元から一個ずつ切り崩してみる。
事務手続だと思って、黙々と目下の問題に集中することにしてる。

あらゆる手段を講じても、どうしても駄目なときは、諦める。
すっぱりはっきり切り落とした時点で、もうそれは問題ではなくなる。
でも、この選択は本当に最後の手段。

諦めたくない。諦められない。
負けず嫌いのあたしを触発する問題は、今もロッカーの前に山積み。
そして今日もひとつずつ、苦い薬を飲み込むようにこなす他は無いのだから。
此処から逃げ出すという選択肢もあるという思案は、忙しい足音の中に掻き消えた。
posted by る・れくま at 18:54| ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月05日

永遠より欲しいもの

image/cirrocumulus-2004-12-05T22:08:09-1.jpg

永遠を願うなら
一度だけ抱きしめて
その手から 離せばいい



あたしは、永遠なんかいらない。
別れを畏れていても、この手を離しはしない。
一人で行かせはしない。


君と生きるいまを、あたしに頂戴。



引用文書:『樹海の糸』/Cocco
posted by る・れくま at 22:08| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月06日

自作自演。

あたしを見て欲しくて。
あたしを探して欲しくて。
靴箱の奥底、いつもの赤い靴を見えない所に押し込めた。
息を潜めて、埃くさい押入れの布団に小さな身体を埋めた。

いなくなりたかったんじゃない。
本当に何処かに行ってしまうような度胸は無い。
でも、あの人があたしを探してくれるってこと、知りたくて。

きっと、夕暮れが近づいて、
あたしの足音が聞こえないことに気づくのでしょう。
それから、夜空に星がちらついて、
夕餉の支度まで帰らないあたしを心配するのでしょう。

名前を呼ばれたって、一言二言くらいでは出ては行かない。
その落ち着き払った声が、悲痛を含むくらいまで。

なのに、一言、名を呼ばれただけなのに。
もう我慢が出来ずに、薄暗い押入れを飛び出した。
階段を駆け下り、黄色いエプロンのすそにしがみついて、わあわあと泣く。
「どうして泣いてるの?」って聞かれても、言えない。
言える訳が無いじゃない。あなたを心配させたいような、悪い子なの。

そんな、幼い頃の自作自演を思い出しては、苦笑い。
押入れの埃っぽさは、もう現実逃避の助けにはなりはしないから。
posted by る・れくま at 10:19| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月07日

独語著名のクリスマス

街にも、病院にも、クリスマスがやってくる。
カミサマなぞはほんの口実、今日はひとつ皆でにぎやかに。
主役はあなた。さぁおいしいケーキはいかがでしょう。

病棟のクリスマス会といえば、なすたまの出番。
企画・運営・その他モロモロの準備は、毎年のように新人が担当する。
でも、今年は例年と明らかに勝手が違う。。。
というのも、あたしと同期で入った新人が、先月突然お辞めになりまして(!)
言葉がおかしく丁寧なのは、ともすれば嫌味を言いたくなる自分を自制するため。
二人きりの一蓮托生ニューフェイスだったのに、現在はあたしのみ。
あぁロンリーオンリークリスマスだなぁと、寂しさ漂う響きに項垂れてみる。

先輩方は、「やること言って。手伝うから」と、言う。
可哀想だなひとりで…って思ってるのか、優しめの声をかけてくれる。
でも、何にも分かっちゃいない。それは、本当の助けじゃない。
今のあたしに必要な助けは、一緒に考える頭を貸してくれることなのに。
依頼されたからハイやりますならば、自分でやったほうが絶対早い。
他人の動きは当てにしていられない。

そんな訳で…否、どういう因果か分からぬままに、
なすたまであるあたしは、今日もひとり企画と準備に頭を悩ませる。
あたしの連休を真っ二つに分断した、サイアクなクリスマス会まであと少し。
ぶつぶつぶつぶつ。ぐるぐるぐるぐる。
あぁ出し物どうするか、着ぐるみの貸し出しは、ポスター作りは。。。
普段の3割増で、独語著名なのは許してください。
足りない頭ひとつ、身一つで、あたしがんばりますから。
posted by る・れくま at 08:12| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

笑窪の人

あの人に会えると決まった日には、気も漫ろ。
鏡の中のこの人と言えば、目が当てられないほど崩れてる。

だってシアワセなんです、と。
あの人の名に添えて呟いては、口元の笑窪に影を刻む。
たぶんこの時、この人、世界最強。
posted by る・れくま at 23:46| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月08日

愛と呼吸と

毎日、毎時、息をするように。
貴方を愛し続けられるなら。

それは、とてもシアワセなことね。
posted by る・れくま at 23:35| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月09日

只今、携帯二刀流。

あたしの両手に、ひとつずつある携帯電話。
七百の日を生きた銀色と、明日からを生きる赤色。

もはや限界なのは、メールボックスだけじゃなく、この想いも同じ。
どうしても消せない過去でも、未来を弾き飛ばしてしまうのは厭だから。
二進も三進もいかなくなったあたしの、我侭な口実。
機種変更しましたというような、生易しい変化じゃなくて。
ソラで言えた馴染みの番号も、必然に准えて決めた携帯会社も。
何もかも全てを変えるなら、少しでもあの人の近くに居たくて。

もう二度と送らない番号だって残ってるけど。
これで、交流が途絶えてしまう相手だっているかもしれないけど。
ほんの一握りの人にだけ、あたしを覚えておいて欲しい人にだけ。
そう思ったら、結局ほとんどの人に送る羽目になってた。
そもそも、あたしの交友関係なんぞタカが知れてるからと、
己の最小限を定義したときに、本当に大切な人が誰なのか見えてくる。

“一身上の都合により…”の、書き出しに含まれたホントの事情は。
もう少しだけ、あたしとあの人の秘密にしとこうか。
posted by る・れくま at 22:41| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月10日

覚醒の疑惑

ほんの一時間だけ。
だめなら数分でも構わない。

早くこの身体を休めなくちゃいけないけど、
あたしがちゃんと目覚めるかイマイチ信用できないから、
ただ、何もしないでいる夜もある。
posted by る・れくま at 20:42| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月11日

橙の涙

疲れた身体が泥のように眠りに落ちて、目醒める時。
あれから、あたしはこんな夕暮れが嫌い。
空に蔓延る橙に怯えては、音楽のボリュームを上げる。
あたしは震える肩を抱いて、ちいさくなる。

いまを信じてるのに、どうしてか、怖くなる。
でも、そうそうあんなことは起こりはしない。だいじょうぶ。
とりあえず、色々ツジツマをつけて湧き上がった不安をかき消す。
あたしの敵は、あたしなんだから。

欠伸ついでに、ひとつ、橙に染まった滴が掌に落ちる。
posted by る・れくま at 16:01| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月12日

気分上々。

恋とは落ちるものと云うけれど、
貴方の声を聞いたら、とたんにあたしは上を向く。
口の端も、声色も、睫もスベテが上昇傾向。

貴方と居れば、どんなことだってやれる気がする。
posted by る・れくま at 15:26| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月15日

指と指の間に

時と時、ココロとココロ。
あたしと貴方は、交互に重なってポケットの中。
寒くないように。ほどけないように。

指と指の間に宿るものは、
きっと、二人が探し求めるシアワセ。
posted by る・れくま at 18:55| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月16日

釘の味

あたしが病棟会をすっぽかすのは、常套手段。
理由を聞かれれば、親戚行事だとかそんなものを掲げて、
自分でも断れなかった感を醸し出してみたりして。

何故参加しないかと言えば、面倒だからの理由に尽きる。
年数経てば嫌でも役つけられて、顔を出さなきゃならなくなるのは明らかで。
今なら居ても居なくても変わらないから、休めるところは休むが基本姿勢。

そんなこんなで、この数ヶ月間は見事に逃げまくってやった。
で、毎回不参加のあたしに、ようやく上司がちいさめのクギを刺す。
でも、お小言なんて拾わなくなったこの耳。
マジメなお返事を添えた頷き過多のあたしに、奴に何が言えよう。

仕事は仕事。
これ以上、あたしの私的時間を奪わせはしない。
あたしのシアワセのためならば、そう。
釘のひとつやふたつ、鉄錆と共に飲み込んでしまえるから。
posted by る・れくま at 23:35| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | なすたま生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月17日

トドメはこの手で。

びりびりに破いて、こまかくして。
見ないようにしてゴミ箱に突っ込んだ、あの人の残渣。

取り出しては溜息をつき、ひとつひとつ並べた。
あの人を願う涙で湿るなら、この破片が元通りになる気がして。
そうして涙を止めなかったら、最後の破片まで溶けてしまった。
恋の終わりに残るのは、掌に一杯の想いの滴。

この涙を手水に、道端の花に注ごう。
明日からはちゃんと、友達の顔に戻るから。
posted by る・れくま at 06:02| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月18日

失恋の特効薬

どうやって失恋を乗り切ったか、ということを考えると。
あたしはいつも、表面的にはおかしいくらいに前向きで。
失恋の特効薬は新しい恋と言わんばかりに、すぐ別の人を探してた。

でも、ココロはいつも、そんな簡単に変われなくて、
手の届かないひとりの人を想い続けながら、目の前の人を見ることに徹した。
あたしは惚れっぽい、恋多き女なのよ、と冗談めかして言っていても、
案外一途だったりする自分を、周りは十分分かっていた。
目の前のその人も、たぶん、初めから知っていた。

恋とは言えない様なものも、何もかも。
見えるもの、手当たり次第に食べ続けたら、あたしは偏食になった。
本当に食べたいもの、食べれるものが分かるようにはなったけど、
他のものは一切受け付けないような、厄介なカラダになった。
否、食べても味がしないのだから、食べる必要性を感じなくなった。
それに気づくまで、きっと、たくさんの人を傷つけた。

幸運なのは、一生に一度あればすごい、価値のある恋に恵まれたこと。
心残りなのは、その恋は天寿を全うせずに、此処から消えてしまったこと。
でも、それもまた、あの人に会うまでのあたしを創る必要な過程。
今なら自然に、そう思えるようになった。

きっと、今のあの人を創った誰かが、あたしの知らない過去にいる。
少しざわつくココロをなだめつつ、我が身の恋の変遷を半眼で振り返る。
そんな時間も、また一興。
posted by る・れくま at 00:35| ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 謎文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月19日

生の実感

視界の先、2本の腕に定義された空間には、
とびきりのやさしい笑顔であたしを見てる、貴方が居るのです。

首筋に押し付けられたこの瞼が、
心地好く震える声帯、規則正しく刻まれる脈を感じるのです。

貴方が、確かに此処に生きていると。
そして、あたしも共に生きていると。


確かめたいのです。
posted by る・れくま at 23:57| ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 恋風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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